最小限の努力で成果を出すための3ステップ

ビジネス

今回読んだ本は「エフォートレス思考」です。

この本は、最小限の努力で成果を出す方法を教えてくれます。

「エッセンシャル思考」の続編です。

「エッセンシャル思考」についても以前紹介させてもらっているので、ぜひ見てみてください(サラリーマン流、エッセンシャル思考の始め方)。

エッセンシャル思考では、「何を」やるかを教えてくれていて、

エフォートレス思考では、「どのように」やるかを教えてくれています。

大きな目標を達成するには、それだけ大きな努力が必要だと考えがちです。

でも実は、目標が大きければ大きいほど、努力「しない」ことが大切なんです。

今回は、最小限の努力で成果を出すための3ステップを紹介します。

ゴールを明確にする

どんなに努力をしても向かう方向が違っていたら、言葉通り無駄な努力になってしまいます。

また、向かう方向が合っていてもゴールを決めておかなければ当然ゴールはできません。

重要なプロジェクトが終わらない原因の一つは、いつまでも手を加え続けてしまうことです。

努力を正しく最小限にするために一番大切なことは、ゴールを正しく明確に設定することです。

そのためには、まず仕事の背景と目的を明確にしましょう。

これによりゴールの方向を明確にすることができます。

次にゴールを置きましょう。

何をどこまでやるかを明確にするんです。

資料を作るなら、「具体例と実行可能なアクションプランを10個織り込んだ資料を作る」や「ベースの資料を基に、分かっている5個のアップデート情報を織り込む」など。

これを明確にしておかないと周りからあれやこれや雑音が入ってきて、いつまでもゴールが延びていってしまいます。

どんな仕事でも、修正しようと思えばいくらでも修正はできてしまいます。

ただそうするといずれコストがリターンを上回ってしまいます。

時間と労力を無駄にしたいためにも、完成のイメージを明確に定義し、そこに辿り着いたら潔く終わりにしましょう。

最小限のステップで進める

加えようと思えば加えられてしまうのは作成ステップも同じです。

最小限の努力で成果を出すには、その仕事を完了させるために最小限のステップで進めることです。

人はつい難しく考えすぎて、いろいろ付け加えがちです。

そうするとどんどん時間は削られていきます。

なのでゴールを決めたら、仕事を始める前に自分に問いかけましょう。

完了するために最低限必要なステップは何か?

勘違いしないようにしたいのは、必要最小限のステップを見極めることは、手を抜くことや品質を落とすこととは違います。

必要なことをやらないのではなく、不要なことをやらないんです。

そして必要なことに集中しましょうということです。

そうすることで、難しく思えていた仕事が順調に進み出します。

余計なものを付け加えることよりも、完成させることが何よりも大切です。

ペース配分を決める

南極点への到達を目指した2チームがありました。

イギリスの軍人ロバート・スコットのチームと、

ノルウェーの「最後のバイキング」ロアール・アムンセンのチームです。

スコットは、天気が良い日には、チームが疲れ果てるまで前進を続け、悪天候の日にはテントにこもりました。

アムンセンは、天気が良い日も悪い日も、毎日正確に15マイルずつ進みました。

ゴールが目前でも一気に進むことはせず、どんな日でも15マイルを超えることはしませんでした。

結果、アムンセンのチームは南極を制覇し、スコットのチームは全員が死亡しました。

何が言いたいのかというと、

目的地に到達するための秘訣は、一定の持続可能なペースを設定すること。そしてそれを持続し進み続けることだということです。

ゴールを決め必要最小限のステップを確認し、いざ仕事を始めようとすると、ついいきなりドカッと進めたくなってしまいます。

でも人は機械ではないので、最初から全速力で行くと必ず息切れします。

そして作業効率はどんどん落ちていきます。

そこで重要なのがペース配分です。

この時点でゴールとステップがある程度分かっているので、仕事の全体像は見えているはずです。

なのでゴールから逆算して、簡単でも良いので全体のスケジュールを作成しましょう。

このとき、始めから想定外を想定して全体としてバッファを設けておくと、トラブルに対応しやすいのでオススメです。

そしてマイルストーンの近いところはできるだけ細かくスケジュールを作成しましょう。

この週までに何をする。この日は最低限これをするなど。

そしてスケジュールに沿って淡々と進めていきましょう。

次に次にと行きたい気持ちは抑え、その日やる予定の作業が終わったら、その日は業務終了にしてください。

次の日に備えてしっかり休むことが大切です。

この時点で一人では抱えきれないことが想定されているのであれば、上司に相談してサポートをもらうことを検討してください。

無理なペース配分にならないように気をつけましょう。

まとめ

今回は「最小限の努力で成果を出すための3ステップ」を紹介させていただきました。

皆さんが努力を成果に結びつけるための手助けになれば嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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