今回読んだ本は『失敗の本質』です。
この本は、日本軍の失敗(大東亜戦争の敗北)から何が学べるのか?を教えてくれます。
結論、日本軍が敗北した大きな原因は、環境の変化に適応できなかったからです。
そしてこれは、私達サラリーマンにも起こりうる失敗です。
働き方、仕事への向き合い方、使えるシステムなど、
周りの環境は刻々と変化していきます。
ビジネスの場ではこのような環境の変化に気づき、対応していくことが求められます。
そうしないと、古く効率の悪いやり方を続けてしまったり、
求められるスキルが変わっていることに気がつけず、
業務に対応できなくなってしまう恐れがあります。
今回はサラリーマンとして重要な、環境の変化に対応していく方法を3つ紹介します。
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本を読む
恐竜はなぜ絶滅したのか?この説のひとつに、
「恐竜は環境に適応しすぎた」というものがあります。
恐竜は中世時代のマツ、スギ、ソテツなどの植物を食べるために、
機能的にも形態的にも徹底的に適応しました。
しかしその結果、適応しすぎて特殊化し、
ちょっとした気候、水陸の分布、食物の変化に再適応できず、
絶滅してしまったという説です。
日本軍も環境に適応しすぎて敗北しました。
日本軍は、戦力のトレンドが「火力」へと移行していたにもかかわらず、
いつまでも「兵力量」の増加にこだわり続けました。
そしてその結果、敗北を招くことになりました。
恐竜の絶滅も日本軍の敗北も、その時の環境に適応しすぎて、
環境の変化に気がつけなかったことが原因です。
もちろん、その時の環境に適応することは大切です。
ただそこばかりに目を向けすぎると周りの環境の変化に気がつけず、
もっといい方法や考え方があることに気づかないまま、
古いやり方を続けてしまうことに繋がります。
ではどうすれば環境の変化に気がつけるのか?
環境の変化に気がつくために効果的な方法のひとつが、本を読むことです。
本を読むことで、たくさんの考え方ややり方に触れることができます。
その中には、昔から変わらないものから最新のものまであります。
そのおかげで、常に自分の意見、思想、方法をアップデートすることができるんです。
様々な立場、世代の人からフィードバックを受ける
日本軍は戦力のトレンドが「火力」に移行していることに薄々気づきながら、
過去の成功を引きずり、今のやり方にこだわり続けました。
このように自分の考えに固執しないためには、多くのフィードバックを受けることも有効です。
何かアイデアを思いついたり意見を持ったときは、
上司、同僚、後輩に聞いてもらい、フィードバックをもらいましょう。
このように様々な立場、世代の人からフィードバックをもらうことで、
多種多様な意見に触れることができ、自分の引き出しを増やすことができます。
ときには思いもしなかったアイデアに出会うこともできます。
自分では色々な視点から見ていたつもりでも、
「あーその視点からは見れてなかった」
という気付きも得られます。
一生懸命考えれば考えるほど視野は狭くなっていってしまうものです。
そんなときには周りからの視点に助けてもらうことがとても有効です。
やってみる
本を読んだり、様々なフィードバックをもらって、
増やした引き出しからどれを選ぶかは自分次第ですが、
自分が思っているやり方と違うやり方、新しいやり方を知ったとき、
とりあえずやってみるということも大切です。
なぜなら、何事もやってみないとわからないからです。
試しもせずに、自分の思うやり方にこだわり続けることは危険です。
なので、まずはやってみましょう。
何回かやってみて、それがうまく行けば続ければいいし、
やっぱり違うやり方のほうが良ければ変えればいいんです。
自分がやりやすいようにアレンジするのもありです。
ただし、まだやってもないのにアレンジしてはいけません。
まずは、教えられた通りにやってみることが大切です。
その上で、必要なら改善やアレンジを加えるようにしましょう。
まとめ
今回は『環境の変化に対応していく方法3選』を紹介させていただきました。
あなたが環境変化に気づき対応していくための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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