今回読んだ本は「やり抜く力」です。
この本は、やり抜く力の大切さを教えてくれます。
失敗を繰り返すと誰でもへこみますよね。
でも不思議とその後の行動は2つに分かれます。
諦めてしまう人と、もう一度挑戦する人。
この両者の違いはなんだろうって思いませんか?
この両者の違いはなにか?なぜそう考えるのか?じゃあどうすればいいのか?
今回は、本書と一緒にこの違いについて考えたので、それを紹介します。
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両者の違いはなにか?
例えば、テストに2回失敗してしまったとき、
片方の人は「3回目もうまく行かないだろう」と考え、
もう片方の人は「3回目こそ成功させてみせる」と考えます。
ではこの違いはなんでしょう?
違いは、原因への視点です。
「3回目もうまく行かないだろう」と考える人は、「自分の内面に原因がある」と考えます。
自分はそういう人間だ、だから行動しても無駄だと考えます。
それに対し「3回目こそ成功させてみせる」と考える人は、「自分のやり方に原因がある」と考えます。
時間配分がよくなかったから、効率の良いやり方ができなかったからと考えます。
なぜそう考えるのか?
では「3回目もうまく行かないだろう」と考える人は、なぜそう考えるのでしょうか?
それは、学習性無力感という心理状況が関係しています。
人は抵抗や回避ができず、ストレスが大きい環境に長い間い続けると、その状況から脱却する行動ができなくなります。
これを学習性無力感といいます。
苦痛を回避できないと思うと、何も行動を起こさなくなるということです。
「3回目もうまく行かないだろう」と考える人の思考はまさにこれです。
過去の2回の失敗の経験のせいで、「もう自分にはどうすることもできない」と行動することをやめてしまうんです。
じゃあどうすればいいのか?
じゃあどうすれば、「3回目こそ成功させてみせる」と考えられるのでしょうか?
方法は2つです。
1つ目は、自分ではなくやり方に目を向けることです。
テストに失敗したのは自分の性格のせいではなく、ただ勉強のしかたが悪かっただけ。
であれば勉強のしかたを変えればいい。
こう考えることで、何度失敗しても違うやり方で挑戦でき、
最後に自分に合ったやり方を見つけることができます。
2つ目は、脳の事実を知ることです。
脳は極めて適応性に優れています。
筋肉を鍛えれば強くなるように、
課題をクリアするために脳を使って思考を繰り返せば、脳はそれに応じて変化していきます。
そして脳の変化が完全に止まることは一瞬もありません。
生きている限り神経細胞は新しい結合を増やし、既存の結合を強化する能力を持っています。
つまり、「自分は変わらない」なんてことはないってことです。
何度失敗したとしても、試行錯誤を繰り返したあなたの脳は間違いなく強くなっていきます。
自分に合ったやり方を考え、試行錯誤し脳を強くする。
そうすることでいつの間にかあなたは「何度でも立ち上がれる人」になっていきます。
まとめ
今回は「何度転んでも立ち上がれる人とそうでない人との違いはなにか」について考えてみました。
皆さんのやり抜く力向上のヒントになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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