今回読んだ本は『パーフェクトな意思決定』です。
この本は、パーフェクトな意思決定の仕方を教えてくれます。
「自分の決断が業績やチームに悪影響を与えるのではないか…」
こういった思いから中々決断ができない。
こんな悩みを抱えていませんか?
実は決断にはコツがあり、そのコツを掴むことで、
決断に対するハードルが下がり、次々と決められるようになります。
そこで今回は、決断のコツを3つ紹介します。
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意思決定の3つの箱を使って決める
あなたが何かを決断しないといけないとき、
役に立つのが「意思決定の3つの箱」です。
- 即決
- 情報不足
- 期限を設定する
決断を迫られたときは、この3つの箱に振り分けるようにします。
1つ目の箱は「即決」です。
すでに十分な情報がある場合、その場で決めます。
明らかに問題が発生していて、かつその解決策があるようなときです。
例えば社用車の利用方法に対してクレームがあったとします。
「車を使うとき、紙に書いて予約するのが面倒だ」
紙による管理は、実際にそこに行って空きを確認し、直接書く必要があります。
そこでスプレッドシートの管理に変更し、
PCやスマホでどこからでも空きの確認や予約をできるようにしようと考えました。
この程度のことであれば、意思決定者はすぐに決めるべきです。
注意が必要なのは、このくらいの問題に対して、
「全員の理解を得ないといけない」
と考えてしまい、全員にヒアリング等をしないことです。
そんな事をしてしまうと必ず、
- これまで紙でやってきたから、そのままでいい
- スプレッドシートの使い方がわからない
などの意見が出てきて、気持ちが左右されてしまいます。
情報が揃っているときは、
意思を持って「変更します」と決定する必要があります。
その後全員が実行できるようにフォローすればOKです。
2つ目の箱は「情報不足」です。
決めるための情報が不十分だと思うときは、この箱に入れます。
その場合は、必要な情報を特定して集めます。
あなたがリーダーなら部下に集めて報告してもらいましょう。
- 昨年のデータだけではなく、過去5年分のデータを並べて推移を見て判断したい
- データの母数が少ないので、もう少し範囲を広げて、調査結果の信頼性を高めてから判断したい
このように判断材料を集め、その情報をもとに「やるかどうか」を決めます。
3つ目の箱は「期限を設定する」です。
2つ目の箱で集める情報を明確にしたら3つ目の箱に入れ、
いつまでに情報を集め、いつ決断するのかを明確にしましょう。
来週の火曜日までに過去5年分のデータを集め、推移がわかるようにまとめておいてください。その結果をもとに水曜日に「やる、やらない」を判断します。
期限を明確に決めて、決断を先延ばしにしないようにしましょう。
判断軸は未来からの視点
意思決定をするとき、判断に迷うこともあると思います。
そんなときは「未来からの視点」を判断軸にします。
「未来の自分や組織がトクをするかどうか」です。
例えば先程の、
「社用車の管理を紙からスプレッドシートに変える」
という意思決定で言えば、
最初はシートやルールを作る、周知するといった作業が発生します。
そうすると短期的には「損だ」と思うかもしれません。
そんなときは未来に視点を置きます。
- 全員が使い方をマスターしたら予約が楽になる
- 管理も楽になる
など、未来ではトクをすることが見込めます。
このように未来に視点を置いて、「目先」ではなく、
「未来の自分や組織がトクをするかどうか」で判断することが大切です。
自分にとって「都合の悪いこと」も受け入れる
他者からの「ただの文句」についてはスルーすればよいです。
でもそれが「有益な情報」であれば、受け入れたうえで決断する必要があります。
例えば、あなたが「良い」と判断し採用を決断したシステムに対し、
使っている現場から「使いづらい」という事実を共有されたとします。
あなたはそれを受け入れられるでしょうか?
きっと気持ち的には難しいことだと思います。
「自分の判断が間違っていたかもしれない」という、
くやしさや恥ずかしさといった感情が入り混じり、
「そんなはずはない」と事実を受け入れたくない気持ちが湧いてくるでしょう。
そんな感情とは折り合いをつけなくてはなりません。
人は間違えます。
本当に優秀な人は間違えたことを認めることができます。
デメリットも間違える可能性も受け入れたうえで選択をするんです。
- 間違いを認めることは負けじゃない
- 間違いを認められる人は成長できる
このように自分を励ましながら、
「自分に都合の悪いこと」も受け入れ、次の決断をしましょう。
まとめ
今回は『モノゴトを次々と決められるようになる。決断の3つのコツ』を紹介させていただきました。
あなたの決断に対するハードルを少しでも下げられれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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