今回読んだ本は「イシューからはじめよ」です。
この本は、答えを出すべき問題(イシュー)の見極め方を教えてくれます。
人は何か問題を見つけると、つい問答無用に解決策を考えたくなってしまうものです。
でもそんなことを繰り返していると、あっという間に人生が終わります。
そして、多くの雑多な問題は解決したけれど、本当に重要な問題は解決できていないなんてことも。
実は、どうやって効率的に問題を解決するかよりも、どの問題に答えを出すべきかを見極めることのほうが重要なんです。
今回は、答えを出すべき問題を見つけるための3つのコツを紹介します。
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本質的な選択肢であるかを確認する
1つ目は、今問題と思っていることが、本当に本質的な選択肢であるかを確認することです。
本当に答えを出すべき問題というのは、右か左かで大きく意味合いが変わります。
例えば、「商品Aが売れない」という事象があったとします。
ここで気をつけなければいけないのが、「それはAに商品力がないからだ」と決めつけて突き進まないことです。
今回の場合、考えられる解くべき問題として「Aに商品力がない」に加え、「Aに商品力はあるが、販売方法が良くない」という選択肢があります。
本当は販売方法に問題があるにも関わらず、それに気づかず一生懸命商品力を上げても、根本的な解決にはなりません。
なので、ここが問題だ!と思っても一旦立ち止まりましょう。
対策を考え始めたくなる気持ちをグッと抑え、
本当にこれが問題か?他の選択肢はないか?と冷静に考えましょう。
もし他に選択肢があることに気づいたら、どれが本質的な問題なのかを分析し、解くべき問題を見極めるようにしましょう。
一次情報に触れる
2つ目は、一次情報に触れることです。
一次情報とは、誰のフィルターも通っていない情報のこと。
こうした一次情報には、誰かから聞いた話などの二次情報では分からない、現場を肌で感じないと理解できないことがたくさんあります。
何か商品を作っている人であれば、その商品を使っている現場の声を聞いたり、実際に使っているところを見るということです。
なんでその商品を使っているのか、どう使っているのか、どんな場面で使っているのか、現場の人はどんな問題意識を持っているのか。
こういったことを知ることで、もっとこうしたら助けられるんじゃないか?など、
使っている当事者も気づいていない問題を発見することができます。
当たり前を否定する
3つ目は、当たり前を否定することです。
いつも普通にやっていることを書き並べて、その中で否定できる、あるいは異なる視点で説明できるものがないかを考えましょう。
ここでも一次情報が役に立ちます。
現場を観察し、話を聞き、現場の人達が当たり前にやってることを書き並べてみる。
そして、それぞれに対して、他のやり方はないか?本当にそのやり方じゃなきゃだめか?本当にそのやり方が正しいのか?そもそもやらなくていいことはないか?
こうした当たり前にやっていることの中にこそ、インパクトの大きな問題が隠れています。
一般的に信じられている信念、前提、こういった当たり前を突き動かせないかを考えると、
インパクトの大きい本当に解決すべき問題が見えてきます。
まとめ
今回は「答えを出すべき問題を見つけるための3つのコツ」を紹介させていただきました。
皆さんが答えを出すべき問題を見つけるための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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