今回読んだ本は「熟達論」です。
この本は、「学ぶ」とは何か?を教えてくれます。
知識と経験が蓄積されていくと、自分の手法に自信を持ち固執するようになる。
全て分かったつもりになり、新しい発見もしづらくなっていく。
要は何も気にしないでいると、視野はどんどん狭くなっていくということです。
何も環境が変わらないのであれば、それでも問題はありません。
ただし、環境は変わります。
自分自身も変わっていきます。
すると今までのやり方では通用しなくなっていきます。
ではそういった状況から脱却するためにはどうすればいいのか?
結論、自分を客観視することです。
自分の思考や行動と自分自身の間に距離を設け、違う角度から見ることで、
視野が狭くなっていくことを防ぐことができます。
今回は、視野が狭くなることを防ぐために、自分を客観視する方法を3つ紹介します。
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本を読む
自分を客観視するための方法1つ目は、本を読むことです。
本を読むことで、自分にはない著者の考え方、手法、最新のトレンドを知ることができます。
私の場合、本を読みながら「自分だったらどうするだろう?」「自分の仕事に当てはめたらどうなるだろう?」と考えます。
これは自分や自分の仕事を客観視して、新しいアイデアを見つけるためのヒントになります。
自分の考えに集中していたら、他の視点に気づきづらいです。
自分の仕事に集中していたら、そのやり方が当たり前だと思ってしまいます。
本を読むことで、没頭していては気がつけない視点から、自分や自分の仕事を見れるようになります。
思考を紙に書く
自分を客観視するための方法2つ目は、自分の頭の中の思考を紙に書き出すことです。
頭の中はあなたが思っているよりも曖昧です。
明確だと思っていても、実はヌケモレが多くあります。
思考を紙に書き出してみると、そのことが分かります。
特に初めてやってみると、うまく書き出せないことに驚きます。
思考が明確であれば、スッと書けるはずです。
でも書けない。
書いてみたけど、改めて見るとなんだか薄っぺらい。
自分では深く考えていたつもりだったのに、実は思考の表面をグルグル回ってるだけだった。
思考を紙に書き出すことで、自分の思考を客観視でき、より深く考えられるようになります。
騙されたと思って、ぜひ自分の思考を紙に書き出してみてください。
きっと思考のヌケモレに気がつけるはずです。
理屈と現実のギャップを知る
自分を客観視するための方法3つ目は、理屈と現実のギャップを知ることです。
こうだと信じていたことがうまくいかなかったとき、それを受け入れることは難しいです。
考え方は正しいはずだ。
でもやってみるとうまくいかない。
周りには同じやり方でうまくいっている人がいる。
だから自分もうまくいくはず。
でも、本当にそうでしょうか?
結論、みんながうまくできているやり方が、あなたにも適用できるとは限りません。
そもそも万人に当てはまるやり方なんて存在しません。
周りの多数がうまく出来てるやり方でも、あなたに当てはまらないことは全然ありえます。
それぞれに得意、不得意があり、癖もあります。
そんなときは、理屈と現実にはギャップがあることを知りましょう。
「分かる」と「できる」の間にはギャップがあるんです。
大切なことは、結果を冷静に見て、理屈と現実のギャップに目をやることです。
その上で結果が出ていないのであれば、自分用にカスタマイズしてみたり、違うやり方を試してみましょう。
実際にやってみて感触を感じ取り、理屈と現実のギャップを知り、そのギャップを擦り合わせていくことが大切です。
このように、「理屈と現実にはギャップがあるんだ」と知ることで、自分や結果を客観視することができるようになります。
まとめ
今回は「視野が狭くなることを防ぐ方法3選」を紹介させていただきました。
皆さんが自分を客観視するための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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