今回読んだ本は「40歳からの仕事術」です。
この本は、自立したサラリーマンになる方法を教えてくれます。
自立とは「自分の足で立つこと」です。
では我々サラリーマンにとっての自立とはなんでしょう?
それは「自分の頭で考え、行動していけること」です。
自分の頭で考え、自分の意見を持ち、行動していける人は強いです。
こういう人はたとえ会社が変わっても活躍できます。
そこで今回は、本書を読んだ上で、
私が考えた自分の頭で考える方法を3ステップで紹介します。
書かれていることそのまんまも知りたいという人は、ぜひ本書もお読みください。
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事実だけを見る
自分の頭で考えるための第1ステップは、「事実だけを見る」ことです。
私仕事(マニュアル作成業務)の例で例えると、
品質向上のため、ユーザーの声を集め、下記のような声が集まったとします。
- もっとイラストを増やしてほしい
- 動画を使った案内がほしい
こういった声から、
「イラストを増やそう」「動画を活用しよう」と考える。
これは自分の頭で考えられていません。
ただ言われたことをやっているだけです。
大事なのは、この声の後ろにある事実です。
確かにこの声を上げたユーザーは、
「もっとイラストを増やしてほしい」「動画を使った案内がほしい」と思っているでしょう。
でも大事なのはユーザーが「なぜそう思ったか」です。
なぜそのユーザーは「もっとイラストを増やしてほしい」と思ったのか。
それを知るためには事実を見る必要があります。
- 今のマニュアルの記載はどうなっているのか
- ユーザーはそのマニュアルをどう見て、どう使っているのか
- ユーザーはどんな困りごとを抱えているのか
このように事実を見る。
直接見れない場合は想像してみる。
そうすることで初めて「自分の頭で考える」スタートラインに立つことができます。
自分の思考を巡らせる
事実を見たら、その事実に対して「自分がどう思うか」を考えましょう。
- 自分はどう思うか
- 自分はどうしたいか
- それはなぜか
このとき、頭の中だけで考えてはダメです。
脳というのは多くのことをストックできないため、
頭の中だけで考えようとするとどうしても深くまで思考を掘り下げることができません。
ではどうすればいいのかというと、
紙に書き出しましょう。
頭の中で思い描いていることをすべて紙に書き出します。
そうすることで思考を見える化でき、
どんどん深くまで掘り下げることができます。
誰かに見せるものではないので、
「字のきたなさ」や「言葉づかい」など余計なことは気にせず、
深く考えることだけに集中しましょう。
フィードバックで磨き上げる
事実を見て、考え、「自分の意見」を作れたら、
最後はそれを磨き上げます。
自分で磨き上げることもできなくもないですが、
それには限界があります。
一人で考えているとどうしても一方向からしか物事を見ることができません。
一人で考えた意見に磨きをかけるには、別視点からの意見が必要です。
別視点を得るのに手っ取り早いのが「他人からのフィードバック」です。
自分の意見を上司や先輩にぶつけましょう(提案)。
チャンスがあれば別部署の人に見てもらえるのも有効です。
そうすると必ずフィードバックがきます。
特に始めのうちは厳しいフィードバックもありますし、
ムカッとくることもあるでしょう。
ただそこはグッと抑え、別視点を手に入れるチャンスと捉えましょう。
あなたの意見をグループ全体で育てていくイメージです。
本書の中では「意見は有害」と言っています。
ただそれは最初のステップの時だと私は考えています。
最初のステップでは事実が見えにくくなるため、意見は邪魔(有害)になります。
ただ、あなたの意見を磨き上げる段階では、
他人の意見(フィードバック)は有効です。
他人の意見、別視点をうまく使い、あなたの意見を育てていきましょう。
まとめ
今回は『自立したサラリーマンになれ。自分の頭で考える方法』を紹介させていただきました。
あなたがあなたの頭の潜在能力を最大限発揮するための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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