今回読んだ本は「「言葉にできる」は武器になる」です。
この本は、思考を言葉にする力を上げる方法を教えてくれます。
頭の中では考えを明確にできていたつもりなのに、いざ言葉にしようとしたらシドロモドロ。
こんな経験ありませんか?
自分の言いたいことを言葉にできる人とできない人。
自分の考えを相手に伝えられる人と伝えられない人。
どちらが仕事で成果をあげられるかは明白ですよね。
ではそんな言葉にできる人になるにはどうすればいいのか?
結論、内向きの言葉を磨くことです。
言葉には2種類あります。
外向きの言葉と内向きの言葉です。
外向きの言葉とは、自分の意見を相手に伝えるときに使う言葉です。
ではその意見はどのように生まれるのでしょうか?
それはあなたの内側にある、内向きの声によって生まれます。
人は言葉で疑問を持ち、言葉で考え、言葉で答えを導き出そうとします。
つまり、内向きの言葉を意識し思考を磨くことで、自分の意見を伝えるという外向きの言葉は自然と育っていくということです。
では内向きの言葉を磨くにはどうすればいいのか?
方法は2つです。
1つ目は思考を紙に書き出すことです。
まずはとにかく何も気にせず頭の中を紙に書き出すことからです。
具体的な方法は、「どうすれば物事を深く考えられるのか?」で紹介しています。
こちらの記事で書いている方法を続け、思考を紙に書き出すことに慣れてきたら今回の記事の出番です。
今回は、紙に書き出した思考をさらに広げるための方法を3つ紹介します。
【読書にはKindleがオススメ。理由はこちら】
サラリーマンがKindle Paperwhiteを買うべき3つの理由
なぜ?それで?本当に?を繰り返す
1つ目は、なぜ?それで?本当に?の3つの言葉を使うことです。
なぜ?には考えを掘り下げる効果があります。
なぜ自分がそう考えるのかを自分自身に問いかけることで思考を深めていきます。
何も意識せずに物事を考えると、表面的な内容だけしか考えられません。
でも、なぜ?を繰り返すことで、自分の根本、思考の源泉、価値観に迫ることができます。
それで?は考えを進める効果があります。
どれだけ長く考えても、行動に繋がらないと意味がありません。
それで結局何が言いたいのか?それで結局何がしたいのか?
それで?を自分自身に問いかけることで。思考を行動へと進めることができます。
本当に?は考えを戻す効果があります。
これは考えが行き詰まったり、思考が止まったときに有効です。
思考を続けていると、1つの物事を突き詰めることで近視眼的になってしまいます。
そんなときに、「建前だけで考えていないか?」「それは自分の本音なのか?」「本当に意味があるのか?」と自分自身に問いかけることで、
一旦冷静になり、考えを戻すことができます。
時間をおいて思考を寝かせる
2つ目は、時間をおいて思考を寝かせることです。
思考を書き出し広げたあと、次にやるべきことはなにか?
それは何もしないことです。
一旦メモをしまい、2日後くらいに再度そのメモを眺めてみる。
そしてもう一度加筆しながら考える。
時間をあけることで頭がリフレッシュされ、客観的に2日前の自分の思考を見ることができます。
ある程度思考を広げたら、そのことに関して考えることは一旦やめ、別のことを考える。
そして2日後改めて考える。
あえて一旦考えることをやめることで、より思考を広げることができます。
真逆を考える
3つ目は、真逆を考えることです。
どれだけ思考を広げても、時間をおいても、越えられない思考の壁があります。
それは「先入観」です。
今まで広げた思考は全て自分の頭の中に浮かんだものです。
なのでどうしても過去の経験などによる先入観の影響を受けています。
そんな先入観の壁を乗り越えるには、意識してやらないといけないことがあります。
それは真逆を考えることです。
真逆を考えることで、強制的に先入観の壁を乗り越えることができます。
ではどのように考えれば真逆を考えることができるのか?
それには3つの方法があります。
①否定としての真逆
「できる」に対して「できない」、「賛成」に対して「反対」、「長所」に対して「短所」。
このように、自分の意見をあえて否定してみるという方法です。
②意味としての真逆
「やりたい」に対して「やらなければならない」、「希望」に対して「不安」、「本音」に対して「建前」。
このように自分の意見の対義になるものを考えてみるという方法です。
③人称としての真逆
「自分」に対して「相手」、「主観」に対して「客観」。
このように別の人の視点から物事を考えてみるという方法です。
これらの方法を活用することで、先入観の壁を乗り越え、新しい発見を生み出すことができます。
まとめ
今回は「自分の思考を広げる3つの方法」を紹介させていただきました。
皆さんの思考力向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント