今回読んだ本は「だから僕たちは、組織を変えていける」です。
この本は、チームを成長させるためにできることを教えてくれます。
リーダーの役割は、チームを成長させることです。
そしていずれは自分がいなくても動いていくチームを目指すことです。
では具体的にリーダーとしてどんなことをすればチームを成長させていけるのか。
そのためにはリーダーとしてどんな力を伸ばしていけばいいのか。
今回は、チームを成長させるためにリーダーがやるべきことを3つ紹介します。
無知を認める
チームを成長させるために効果的なことの1つが「心理的安全性」を高めることです。
心理的安全性が高いとは、メンバーが評価や人間関係のリスクを感じずに思いを発信できるということです。
チーム内の心理的安全性が確保されているほど、メンバーは肩の力を抜いて自分らしく行動できるようになります
この心理的安全性を高めるためには、リーダーが自ら率先して自分の弱さをさらけ出すことが大切です。
「自分の知識の限界(無知)を認める」ということです。
リーダーになるとついつい強がって分かったふりをしてしまいがちです。
でも、そうやってリーダーが強がって無知をさらけ出さないと、メンバーも質問をしづらい雰囲気になってしまいます。
逆にリーダーが自ら無知をさらけ出せば、他のメンバーも安心して分からないことを質問できるようになります。
リーダーが自ら無知をさらけ出し、メンバーが無知をさらけ出せる場を作る。
それがチームの成長につながるんです。
メンバーにWHYを伝える
チームのメンバーには、なぜその仕事をするのか、その仕事はユーザーにどんな影響を与えているのか、
つまり仕事に対する「WHY」を伝えることが大切です。
WHYは人の感情に訴えかけることができます。
人は論理よりも感情で動く生き物です。
そのため、仕事や行動の意味を伝えることで、メンバーの内なる意欲を引き出すことができます。
つまり「しなくちゃ」を「したい」に変えることができるんです。
ただしWHYを伝えるだけでは足りません。
自分が率先して、そのWHYに沿った行動をとっていくことが大事です。
これをしないと言ってることとやってることが違うと思われ、逆に信頼を失ってしまうことになりかねません。
もちろん必ずできるとは限りません。
でもやろうとしている姿を見せることで、見ている人たちの感情に訴えかけることはできます。
自己認識力をつける
リーダーが伸ばすべき最大の能力とはなにか?
それは自己認識力です。
自己認識力とは、自分のこと(感情、長所、短所、欲求、衝動など)を深く理解する能力です。
この力を高められると、必要以上に深刻にならない、楽観的になりすぎない、自分にも他者にも正直に振る舞える、率直に間違いを認められる、笑顔で失敗談を披露できるなどのメリットがあります。
自己を認識できているから、自己管理ができるんです。
この自己認識力を高めるためにオススメなのが、ライティングセラピーです。
嫌なことがあったとき、悩みがあるときに、紙に思いのまま書きなぐるんです。
ポイントは、文字の汚さ、言葉の汚さなどは何も気にせず、とにかく書きまくることです。
そうすると自分の感情を客観的に見つめ直せたり、ネガティブ感情を整理しやすくなります。
これを繰り返すことで、自分が何を考え、感じ、記憶し、判断するかなどを認識できるようになっていきます。
紙とペンがあればできる簡単なものなので、皆さんもぜひやってみてください。
まとめ
今回は「チームを成長させるために、リーダーがやるべきこと3選」を紹介させていただきました。
皆さんのチームが成長するための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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