今回読んだ本は「嫌われる勇気」です。
この本は、アドラー心理学に基づくモノゴトの捉え方を教えてくれます。
アドラー心理学とは、その名の通り、哲学者「アルフレッド・アドラー」が提唱した心理学です。
このアドラー心理学を仕事に活かすことで、成長ができたり、仕事のやりがいに気がつけたり、生き方自体を見直すこともできます。
今回は、サラリーマンとしてのアドラー心理学の活かし方を3つ紹介します。
ちなみに、本書は私が初めて読んだ自己啓発本です。
とても読みやすいうえに、サラリーマンとしてだけではなく、自分の生き方や考え方にガツンと影響を与えてくれました。
本を読んでみようと思ってるけど、まずどれを読もうか迷ってる人には、断然この本がオススメです。
それでは紹介していきます。
誤りを認めることを「負け」と思わない
自分の間違い、犯してしまったミス、これらを受け入れることはなかなか難しいですよね。
では、なぜ難しいのでしょうか?
それは、誤りを認めることは、「負け」を認めることだと考えてしまっているからです。
負けたくないと思うから、誤りを認めようとせず、結果的に誤った道を選んでしまうんです。
でも、誤りを認めること、謝罪の言葉を言うことは「負け」ではありません。
誤りを認めるということは、自分を成長させ、前に進むためのただの行為です。
これに勝ち負けの概念を絡めてしまうから、正しい選択ができなくなってしまうんです。
勝つとか負けるとかではなく、素直に誤りを認め、謝罪し、自分の行動を改善する。
そして成長していく。
勝ち負けなんかにこだわらず、そんな争いからはとっとと降りて、自分の成長にスポットを当てることのほうが大切です。
上司からの評価は気にしない
人からの評価って気になっちゃいますよね。
上司からの評価、同僚からの評価、後輩からの評価。
人には承認欲求があるので、これらの評価が気になってしまうのは仕方がないことです。
ただ他人からの評価というのは、他人がするものなので、自分ではコントロールすることができません。
どんなにいい仕事をしても、見合わない評価を受けてしまうことだってあります。
これを踏まえ、サラリーマンとして考えたときに、気にしないほうがいい評価と気にしたほうがいい評価があります。
まず、気にしないほうがいい評価は、「上司からの評価」です。
上司からの評価を気にしすぎてしまうと、気がついたら上司からの評価を満たすために働いているなんてことに繋がってしまいます。
そんなふうに働いていると、どこかで「自分はなんとために仕事をしているんだっけ?」とやりがいを見失ってしまうことになります。
次に、気にしたほうがいい評価は、「成果物への市場からの評価」です。
自分への評価よりも、成果物への評価を気にしましょう。
私達の仕事は、どこかの誰かの困りごとを解決するためにあります。
自分が作ったもので、ユーザーは助かっているのか?
あまり助かっていないのなら、もっと助けられるにはどうすればいいのか?
そうやって成果物をより良いものにしていく。
これがやりがいに繋がります。
もちろんこれも他人がする評価なのでコントロールはできませんが、これに関してはベストを尽くすべきです。
「成果物への市場からの評価」を追いかけて行動し、そのおまけで「上司からの評価」が上がればラッキーくらいの気持ちでいるのがオススメです。
今、この瞬間を大切にする
偉人たちが、「今を生きろ!」みたいなことを言っているのを聞いたことありませんか?
私達は、過去や未来に囚われすぎて、今をおろそかにしがちです。
過去の失敗に囚われすぎて、今行動ができなくなってしまったり、
未来の仕事のことを気にしすぎて、今このときの子供との時間をおろそかにしてしまったり。
私達はいつ死ぬか分かりません。
もっと今、この瞬間にスポットライトを当てて、
今できること、やるべきことに真剣に取り組んだほうが良いです。
過去のことは棚に上げていいんです。
「前にこうだったから」「前にできなかったから」
こんなことは気にせずに、今この瞬間から行動を変えていきましょう。
休日に月曜日の仕事のことを気にしながら子供と遊ぶのはやめましょう。
今の子供との時間にしっかりと向き合うことが大切です。
子供と遊んでいるときに仕事のことを考えていても、良い案なんて思いつきません。
仕事のことが気になるのであれば、別で仕事のことを考える時間を設けて、
その時間に気になっている仕事の対策についてガッツリ考えましょう。
その方がよっぽど良い案が出ます。
自分が今、この瞬間を大切にできているか、一度振り返ってみましょう。
まとめ
今回は「サラリーマン流、アドラー心理学の活かし方3選」を紹介させていただきました。
皆さんの成長、仕事のやりがい発見、生き方を見直すための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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