今日紹介するのは「RANGE」です。
この本は、「やりたいことがない」「このままでいいのかな」そんな不安への対処方法を教えてくれます。
早くに得意なことが見つかり、それを極めて成功している人は確かにいます。
そしてそういう人は目立つしかっこいいし憧れますよね。
でもそんな人はごく一部です。
大抵の人はそうじゃない。
でもそれでいいんです。
たくさんの寄り道をしながら進んでいく。
そうして得た幅広い経験は、ひとつのことを極めた経験に負けないくらいのメリットがあるんです。
事実、テクノロジーの開発において、様々な分野で経験を積んだ人のほうが、ひとつの分野を深めた人よりもクリエイティブで影響の大きい発明ができるという研究結果があります。
様々な経験は、必ずどこかで活きてきます。
今回は、「やりたいことがない」そんな不安への対処方法を紹介します。
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今、目の前のことに精一杯取り組む
将来のことは分かりません。
自分が1年後今の仕事を続けているかも分かりません。
特に今の仕事が本当にやりたいことではないという人には、このままでいいのかな?と悶々と仕事をしている人が多いのではないでしょうか?
ただ、リーダー・トゥ・リーダー・インスティテュート理事長兼CEOのフランシス・ヘッセルバインは、
その時、自分にできて、そこからなにか学べるかもしれないと思ったことをしてきた。その時々で必要なことをしてきて、そこから学んできただけ。
と言っています。
確かに将来のことは分かりませんが、今目の前にある仕事には真剣に向き合い取り組むことが大事です。
今自分にできることを精一杯やり、そこから何かを学ぼうという姿勢を忘れないように心がけましょう。
心を大きく開いておけば、どんな経験からでも何かを学べます。
私は今の仕事が好きです。
でも今後違う仕事が好きになり、仕事を変えるかもしれません。
そうしたときでも、今精一杯取り組み学んだことは必ず活きると自信を持って言えます。
自分で考え行動する
今、目の前のことに精一杯取り組む上で心がけるべきことは、自分で考えて行動することです。
ある実験によると、最初から答えを与えた問題より、少し時間を与えられ答えは何かを考えてから答えた問題のほうが正解が多かったそうです。
さらに学習者の答えが間違っていて、その人が答えに自身を持っていればいるほど、正しい答えを学んだときに強く記憶に残ったということです。
大事なことは正解、不正解の結果ではなく、考えたか、考えてないかの過程です。
要は人に言われたからなどではなく、自分で考え行動することが大切だということです。
- 読書なら、本当にそうかな?自分ならどうするかな?を考えながら読む
- 仕事なら、やり方が決まっていることを思考停止でやり続けるのではなく、なぜそのやり方なのか?もっと他にいい方法はないのか?を考える
- 上司に質問をするときは、「どうすればいいですか?」ではなく、「こうしようと思うんですがいかがでしょうか?」のように自分なりの仮説を立てて質問する
このように自分で考えてから行動するようにしましょう。
その結果うまくいかないこともあるでしょう。
でも、そうして自分で考えて行動し学んだことは自分の中により深く刻み込まれ、今後も必ず活きていきます。
子供にさまざまな体験を与える
この考え方は、やりたいことが決まっていない子供に対しても活用できます。
小さい頃からやりたいことが決まっている子は稀です。
なので、まずは子供が示す興味に応じて色々やらせてあげるのがオススメです。
もちろん予算には限度があるので、全てはできません。
例えば習い事であれば、子供をよく見て、話を聞き、習い事をひとつ選ぶなど。
私の場合、この記事を書いているとき子供は年中で、ちょっと前まで英語をやってました。
年中になるタイミングで体操教室をやってみたいと言ったので、体操教室に変えました。
今後また英語をやりたいというかもしれないし、違うことに興味を持つかもしれません。
何かひとつにどっぷりハマる可能性もあります。
また、子供も大きくなっていけば、大人と同じように「やりたいことが見つからない」と悩む時期が来ると思います。
そういったときは、「それでいい」と伝えてあげてください。
そしてほんの少しでも興味があるものがあれば、それをやってみることをオススメしてあげてください。
ただし、「やるなら本気で」は心がけてもらいましょう。
そうやって色々やってみることで、知識の幅が広がり、自分の得意、苦手、強み、弱みが見つかります。
それは今後、得意、強みを活かせる専門分野を見つけるために必ず役に立ちます。
まとめ
今回は「「やりたいことがない」そんな不安への対処方法」を紹介させていただきました。
皆さんの不安を少しでも軽くするための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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