今回読んだ本は「ビジネスの基礎知識50」です。
この本は、ビジネスの「法則」や「メカニズム」を教えてくれます。
実は、我々ビジネスパーソンは、意識をしなくてもこの本の中で紹介されている法則、メカニズムの中で仕事をしています。
ただ、それらを意識して活用できている人は少ないです。
ビジネスの世界で生きていく中で、これらの法則やメカニズムを理解し、活用している人と、
それらを知らず、場当たり的なアクションをとっている人とで差が出るのは当然でしょう。
今回はこの本で紹介されているビジネスの基礎知識の中から、サラリーマンにオススメの基礎知識を3つ紹介します。
比較優位の法則
これは、自分が得意なことに集中し、苦手なことはそれを得意とする他人に任せたほうが全体の効率や効用が増すと考える考え方です。
ビジネスでは非常に重要な考え方です
例えば、マイケル・ジョーダン選手が現役時代、シカゴで一番の芝刈り能力を持っていたとしても、
彼は芝刈り職人に仕事を依頼し、自分はバスケットボールやCMの出演に時間を使うべきってことです。
私の場合だと、今メンバーのスケジュール管理や作ったものをチェックする立場にいます。
そのため、作成する作業からは完全に手を離しています。
デキる人だと、つい自分がやったほうが速いと作業に手を出しがちです。
ただそれだと、自分が本当に注力すべき仕事に専念できなくなってしまいます。
最悪の場合、作業に専念してしまい本来やるべき仕事を疎かにしてしまいます。
自分は自分がやるべき仕事に集中し、作業はメンバーに任せる。
そうすることで、徐々にメンバーの能力も上がっていって、全体の生産性も上がっていきます。
ゆでガエル現象
これは、人は急な環境の変化には気づきやすいが、ゆっくりとした環境変化にはなかなか対応できないという現象です。
2匹のカエルのうち1匹を冷たい水の中に入れ、水の温度を徐々に上げていきます。
そのうち水温は40度を超えてどんどん上がっていきますが、水温の上昇に慣れたカエルは動きません。
そして気がついた頃には体が茹だって死に至ってしまいます。
もう1匹のカエルは、いきなり最初のカエルが死んでしまった水温のお湯に放り込みます。
そうするとカエルは驚いてお湯から飛び出ます。
このゆでガエル現象からの示唆は、
人は急激な環境の変化には気づきやすいが、環境が徐々に変わっていった場合気が付かず、いつの間にか危機的な状況に陥ってしまうことがあるということです。
例えば、人の求めることも徐々に変化していきます。
それを知らずに、いつまでも同じサービスを提供し続けていれば、徐々に顧客は離れていきます。
ここで重要なのは、サービスの提供者は一生懸命作業をしているということです。
それにも関わらず、顧客のニーズの変化に気が付かないことで、その努力が無駄な努力になりかねません。
そうならないためにも、顧客のニーズを定期的に集めるなど、環境の変化に目を向け対応していくことを忘れないようにしましょう。
コミットメントと一貫性
これは、いったん自分がある立場をとると、その立場を維持しないと居心地が悪いため、一貫した行動をとろうとする人間の性向です。
人は一旦ある立場を取ると、仮にそれほど強い思い入れがない場合でも、その立場を取りたがるものです。
この性向を活用するためにオススメなのが、ブログやTwitterで学んだことや実践していることを発信することです。
みんなに公言することで、その立場をとることになります。
そうすると、無意識に一貫した行動がとれるようになります。
監視機能が働いている気がして(実際は誰も気にしていなくても)、容易にその立場を変えることが難しくなるためです。
これはすぐに実践できて効果もある方法なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は「サラリーマンにオススメのビジネスの基礎知識3選」を紹介させていただきました。
皆さんのビジネス知識向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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