今回読んだ本は『不器用だった僕がたどり着いた「伝え方」の本質』です。
この本は、伝える技術を教えてくれます。
- 自分は伝えたつもりなのに、正しく伝わっていなかった
- プレゼンや報告でうまく話せない
こんな悩みを持っていませんか?
ビジネスの場で「伝える」ことはとても重要です。
立場が上がれば上がるほど、その機会は増えますし、
立場を上げるためにはプレゼン等の「伝える」場数を増やし、
クリアしていく必要があります。
そこで今回は、あなたの話が伝わりやすくなる「伝わる技術」を3つ紹介します。
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引き算して伝える
- この提案には自信がある
- 思いつくだけでも10個もメリットがある
こんなとき、ついやってしまいがちなのが、
「伝えられるものは全て伝えたほうがいい!」と考え、
10個のメリットを全て伝えてしまうことです。
実はこれ間違いです。
伝えることが多くなれば多くなるほど、
一つ一つの印象は小さくなってしまいます。
なので人に何かを伝えるときには話す内容を減らす、
つまり「引き算」することが大事です。
✕:この提案のメリットは10個です
◯:この提案のメリットは3つです
メリットが10個あろうが、20個あろうが、
伝えるメリットは3つに絞ります。
2つでも4つでもいいですが、3つが丁度いいと言われています。
全て伝えたほうが相手のためになるのでは?と思うかもしれませんが、
人はそんなに多くのことは覚えられませんし、
情報を処理するのも大変になるため、逆に迷惑になります。
伝える情報は絞ったほうが相手のためになるんです。
ただ、一点だけトピックを絞るときに注意すべきことがあります。
それは「自分が言いたいこと」ではなく、
「相手が聞きたいこと」でトピックを絞ることです。
常に聞き手視点を持つことが大切です。
結論から伝える
伝える技術として大事なのは、
聞き手が聞きたいことを伝えることです。
では聞き手が一番聞きたいこととはなんでしょう?
それは「結論」です。
上司への進捗報告であれば、
進捗が予定通りに進んでいるのか、いないのか。
タスクの結果報告であれば、
目標は達成できたのか、できなかったのか。
原因や理由は聞かれたら答えるくらいに思っておくのが丁度いいです。
先週ご報告した通り、問題が発生していましたが、このように対応したことでリカバリできたので、進捗には影響ありませんでした。
こんなふうにダラダラと伝えてはダメです。
「現在予定通りに進んでいます」だけでOKです。
聞き手(上司)が、
「先週報告してくれた、あの問題は特に進捗に影響しなかったの?」
と聞かれたら答えればいいです。
まずは結論、次に理由。
これを実践するだけで、あなたの話はグッと伝わりやすくなります。
演じて伝える
人前でのプレゼン等に対して、
「私はそういうのが堂々とできるタイプじゃないから、うまくできません」
という人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、「演じる」と決めることです。
普段の自分はそういうタイプではないけど、
人前でのプレゼンのときは、スティーブ・ジョブズみたいな
「プレゼンが上手な人」を演じると決める。
会場は「劇場」であり、
プレゼンの場は「舞台」と考え、
自分は「役者」と決める。
そう割り切ることで、どんなタイプの人にでも上達への道が拓かれます。
「演じる=うそをつく」ではありません。
伝える内容に自信を持ったうえで、
伝え方が上手い人を演じることです。
とはいえ、「演じましょう!」と言われても何をどうすればいいのかわからないと思うので、
伝えるための演技を3つ紹介します。
- 「視線」で伝える
- 「手」で伝える
- 「歩いて」伝える
1つ目は「視線」です。
視線は前を見て話しましょう。
手元の原稿ばかりを見ていると、
聞き手も「話し手の方を見る必要がない」と判断し、
話を聞いてもらえなくなります。
前を向き、聞き手全員に視線を配るようにしましょう。
2つ目は「手」です。
自然なジェスチャーは聞き手を引き込みやすくなり、
伝えるときにはとても有効です。
「皆さんの協力が必要です」
と言いながら聞き手に手のひらを向けたり、
「ここがポイントです」
と言いながら一点を指さしたりすることで、
注意を引きやすくなります。
3つ目は「歩く」です。
止まったまま話すのではなく、
聞き手にあえて近づいたり、
壇上を歩き回りながら話すのが効果的です。
人は静止している物体よりも、動いている物体に注意を向けるためです。
突っ立ったまま話すことは、
そこにスピーカーがぽつんと一個置いてあるのと同じです。
それだと聞き手はすぐに注意をそらしてしまいます。
逆に歩きながら話し、
重要なポイントであえて止まって話すことで、
メッセージの強さを強調することができます。
まとめ
今回は『伝える技術3選』を紹介させていただきました。
あなたの話が伝わりやすくなるための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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