今回読んだ本は『マッピング思考』です。
この本は、事実をありのままに「俯瞰的に」捉える方法を教えてくれます。
人は自分が思っている以上に事実を自分の都合が良いように解釈しています。
事実を自分に都合よく捉えてしまうと、その出来事を成長につなげることができないし、
自分と異なる相手の意見をシャットアウトしてしまうため、
建設的な話し合いもできなくなってしまいます。
難しいのは、「自分は事実を正しく認識している」と思っている人ほどその傾向が強いことです。
「自分は正しい」と考えを固めてしまえばしまうほど柔軟性がなくなり、
軌道修正できなくなってしまいます。
事実をありのままに捉えるためには、
自分とは異なる意見も引き出しのひとつにできるような柔軟な思考が必要です。
今回は、凝り固まった考えを和らげ、
柔軟な思考により事実をありのままに捉える力をつける方法を2つ紹介します。
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過去の失敗談を話す
事実をありのままに捉える力をつける方法1つ目は、「過去の失敗談を他人に話す」です。
自分と異なる意見に出会ったとき、
どうしても「ムッ」としてしましますよね。
ましてや自分の意見が間違っていたとわかったときはなおさら、
くやしさにより間違いを認めることが難しくなります。
そう、自分の間違いや失敗を認めることが難しいのは、
そんな「くやしい」や「恥ずかしい」といった感情の要因が大きいんです。
間違いや失敗がわかるとくやしかったり恥ずかしかったりする。
それにもかかわらず自分の失敗談を他人に話せるということは、
自分の感情に振り回されずに事実を受け入れられている証です。
自分の成功体験だけでなく、失敗体験を多く伝えることで、
あたなだけでなく伝えた相手の、その経験を下にした成長にもつながります。
また、自分の中の失敗に対するハードルを下げ、
ありのままの事実を受け入れるいい練習にもなります。
ぜひチームのメンバーや後輩達に、たくさんの失敗談を話してあげてください。
メモしておいて時間を置いてから考える
「批判は歓迎します」と口で言うのは簡単ですが、実際に受け止めることはとても難しいです。
それはやはり感情が関わってくるためです。
自分の意見や行動に対して批判されると、これまたどうしても「ムッ」となってしまいます。
もちろんそこで冷静に感情を切り離し、批判に耳を傾け、考えることができればいですが、
中々そうもいかないのが現実です。
そんなときは時間を置いて考えるのがオススメです。
批判を受けたその時は、まずメモを取りましょう。
このとき、後で認識違いが起きないよう、
批判の内容に不明点があれば、その場で全て明確にしてメモしておきます。
そしてそのまま一旦持ち帰り、時間を置いて冷静になってから、その紙の上で考えます。
- この批判の内容は事実か
- 改善点があるとすれば、それはなにか
と冷静になってから自分に問いかけることで、異なる意見を建設的に受け止めることができます。
まとめ
今回は『失敗や間違いを成長へとつなげる。事実をありのままに捉える力をつける方法』を紹介させていただきました。
あなたがその貴重な経験を成長につなげるための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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