今回読んだ本は『いつも信頼される人がやっている「たったひと言」の質問力』です。
この本は、わからないことを明確にする方法を教えてくれます。
新人:「これはどうしてこのやり方なんですか?」
あなた:「そう言われてみれば、なんでなんだろう…」
こんな経験はありませんか?
わからないことに気づくのが苦手な人は意外と多いです。
その理由は、わかるための方法を知らないからです。
では、「わかる」とは何か。
「わかる」とは、頭の中でイメージを描けるかどうかです。
例えば、ライオンをイメージしてみてください。
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ほとんどの人がイメージ通りに思い描けたのではないでしょうか?
次に、シフゾウをイメージしてみてください。
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いかがでしょう?
ほとんどの人がイメージできなかったのではないでしょうか。
(ちなみにシフゾウはシカの一種です)
つまり、わかっていることはイメージできるが、わかってないことはイメージできないということです。
何か指示や説明を受けたとき、聞きながら頭の中でイメージができるかどうか。
もしできなければ、それはわかっていないということです。
だからこそ、イメージできるまで質問を繰り返しましょう。
そうすることで、あなたの理解力が向上し、仕事の質も高まります。
今回は、言語をイメージ化する方法を、あなたの普段の仕事に活かしてもらえるように紹介します。
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言葉をイメージする
大前提として、一度すべての説明を聞きましょう。
もし相手が「ここまでで分からないことはありますか?」と聞いてくれたら、
その時点で理解できているかどうか確認します。
まずは頭の中でイメージできない言葉(わからない言葉)を探します。
自分がわかっていると思っている言葉も、一度イメージしてみましょう。
イメージできれば問題ありません。
イメージできなければ、実はその言葉を理解していなかったということです。
その場合は、自分で調べたり、質問をして言葉のイメージを明確にしましょう。
イメージする言葉をピックアップする際は、メモを取ることをお勧めします。
頭の中にそのまま置いておくと、他の説明が入りにくくなってしまうからです。
全体の流れをイメージする
言葉をすべてイメージできるようになったら、
次は全体(最初から最後まで)の流れをイメージします。
その際、自分が作業している姿を具体的にイメージしてみましょう。
例えば、「問い合わせリストの各案件の現状のステータスをまとめてください」と依頼されたとします。
ざっくりとしたステップは以下の通りです。
- 問い合わせリストを上から見ていく
- 各案件のステータスをチェックする
- 各案件のステータスを記入していく
この段階で「わかりました」と言ってはいけません。
自分が実際に作業している姿を、もっと細かくイメージしてください。
- 問い合わせリストを上から見ていく
→よし、じゃあ早速問い合わせリストを見ていこう
→あれ、そもそも問い合わせリストはどこにあるんだっけ?
- 各案件のステータスをチェックする
→リストを見つけたぞ、じゃあ上から確認していこう
→ステータスはどうやって確認するんだ?
→何か確認できる資料があるのかな?
→問い合わせを受けた担当に直接確認すればいいのか?
→直接確認するとして、確認結果はメールで残したほうがいいのか?口頭でもいいのかな?
- 各案件のステータスを記入していく
→よし、確認方法がわかったから、確認結果を記入していこう
→あれ、どこに記入するんだっけ?
→記入方法は決まっているのかな?
→この生データに記入しても問題ないのか?
このように、実際に自分が作業しているところを細かくイメージすることで、
自然と確認すべきことが浮かび上がってきます。
まとめ
今回は『わからないことに気付ける。言語をイメージ化する方法』を紹介させていただきました。
あなたが「わからない」に気づける手助けになれば嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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