今回読んだ本は『「後回し」にしない技術』です。
この本は、実行力を高めるためのノウハウを教えてくれます。
「やるべきこと」はすぐに片付けたほうが良い。
にも関わらず、ついつい後回しにしちゃう。
あなたもこのように「やるべきことになかなか手を付けられない」という悩みを持っていませんか?
そして自分に実行力がないのは、意志力がないからだと思っているのではないでしょうか。
でも実は、実行力は意志力ではなく「技術」なんです。
つまり、練習すれば誰でも鍛えられるということです。
今回は、実行力を高める3つの技術を紹介します。
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「公開宣言効果」を利用する
心に誓っても体は動きません。
誓いは公開することで初めて体を動かす効果を発揮します。
心理学者のスティーブン・ヘイズは実験で、
目標を公開した学生の方が良い成績を取るという事実を確認しました。
そして、なんと決心を心にしまっておいたグループは、
全く決心をしなかったグループと統計的な差がありませんでした。
つまり、ひそかな決心は決心しないことと同じということです。
人は言葉や文章で自分の考えを公開すると、その考えを最後まで守ろうとする傾向があります。
これを「公開宣言効果」と言います。
この効果が働く理由は以下2つです。
- 自分の言葉と行動が一致しないとストレスを感じるから
- 他者に「言ってることとやってることが違う」と思われたくないから
この効果を活用することで実行力を上げることができます。
例えば私の場合、今日やること(時間割)を毎朝上司とチームメンバーに共有し、
業務終了時に実績を報告しています。
このように、やると決めたらいつまでに何をやるかを公開宣言し、
自分自身を行動へと促しましょう。
公開範囲が大きければ大きいほど、実行可能性が高くなります。
決心が揺らぎそうなことほど広く知らせると効果的です。
最初の1%の行動に全力を注ぐ
やらなければいけないことはわかっているけど意欲がわかない。
ではなぜ意欲がわかないのか。
シンプルにめんどくさいからです。
実行できないものは大抵めんどくさく難しい仕事ですよね。
ではそういった仕事でもすぐ始められる人は何をしているのか。
それは、どんなに難しい仕事でも、その中から簡単にできることを探し出すことです。
どんなことでも一旦始めさえすれば、その仕事をやり遂げる可能性はずっと高くなります。
すべての変化は自然と動く自己推進力を持っていて、ごく小さな変化が次の変化を呼びます。
大事なのは最初の1%です。
難しい仕事であればあるほど、一歩目は小さく簡単なものが良いです。
その仕事に関連する小さくて簡単な仕事を探し出し、それを片付けることに全力を注ぎましょう。
そうすると自然と次の一歩が出てきます。
次の一歩、次の一歩と、気づいたら階段を登りだしていて、
気づいたらゴールは目の前に来ています。
あなたにとって最も重要な仕事を片付けるための最初の行動として、
今すぐ実行できる最小単位のことを探してみましょう。
意思の力に頼らない
なぜ寝る前にスマホをいじってしまうのか?
スマホを手元に置いておくからです。
なぜ一つの仕事に集中できないのか?
いろいろな資料やファイルを出しっぱなしにしてるからです。
人はどんなに強く誓っても、誘惑を前にすると簡単に負けてしまいます。
やるべきことを継続できる人は、誘惑の力を理解し、状況の力を活用します。
やってはいけないことをやれないようにし、
やらなくてはいけないことをやらざるを得なくするんです。
状況をコントロールできなければ、状況にコントロールされます。
なので、意志の力には頼らず行動せざるを得ない環境を作りましょう。
具体的にはどうすればいいのか。
おすすめは、自ら期限を設けることです。
しかも数回。
最後だけではなく、途中経過を報告する場を設ける。
難しい仕事であればあるほど、週1回や月水金の週3回のように多くの報告の機会を設けます。
そうすることで、あなたは仕事を進めざるを得なくなります。
それだけ報告の場をセットしておいて、「特に進捗はありません…」なんて言えませんよね?
意志の力に頼らず、自ら行動せざるを得ない状況を作り出しましょう。
まとめ
今回は『実行力を高める3つの技術』を紹介させていただきました。
あなたの実行力向上の一助になれれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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