今回読んだ本は『超・箇条書き』です。
この本は、整理された箇条書きを書くコツを教えてくれます。
整理された箇条書きには「読み手や聞き手の情報処理の負荷を減らす」という機能があります。
これを活用することで、伝えたいことを速く正確に伝えることができるんです。
もしあなたが何も気にせず、ただ羅列された箇条書きを使って仕事をしているなら、
かなりの時間のロスを生み出しています。
それはあなただけではなく、伝える相手の時間をも奪っていることになります。
- スッと理解できる文章を送ってくれる人
- 理解に時間がかかる文章を送ってくる人
どちらに仕事を任せたいでしょうか?
どちらと仕事をしていきたいでしょうか?
明らかに前者ですよね。
今回は、整理された箇条書きを書くための3ステップを紹介します。
以下の「悪い例」を「良い例」に変化させながら紹介していきます。
悪い例
- 営業部の人員が足りていない
- 手強い競合商品があるため苦戦している
- コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない
- マーケティング部からスタッフを貸りる
- 競合商品との比較分析をし、差別化を図る
- 問い合わせ対応トレーニングツールを活用する
良い例
■ 3つの問題点
- 営業部の人員が足りていない
- 手強い競合商品があるため苦戦している
- コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない3つの問題点
■ 3つの対応策
- マーケティング部からスタッフを貸りる
- 競合商品との比較分析をし、差別化を図る
- 問い合わせ対応トレーニングツールを活用する
【読書にはKindleがオススメ。理由はこちら】
サラリーマンがKindle Paperwhiteを買うべき3つの理由
「自動詞」と「他動詞」をグループ分けする
まずは「自動詞を使った状態、現象を伝えるグループ」と、
「他動詞を使った行為を伝えるグループ」とに分けます。
いきなり「自動詞」「他動詞」なんて言われても…
というあなた、見分け方はとても簡単なので大丈夫です。
- 他動詞:「何を?」とツッコミを入れたくなる動詞
- 自動詞:それ以外の動詞
これだけです。
「買う」「食べる」「使う」などは、「何を?」とツッコミを入れたくなりますよね。
なのでこれらは他動詞です。
「行く」「走る」「落ちる」などは、「どこに?」「なんで?」「何が?」とはなりますが、
「何を?」とはならないですよね。
なのでこれらは自動詞です。
自動詞を使って状態・現象を伝えたいのか。
他動詞を使って行為やそれによる因果関係を伝えたいのか。
まずはこれらを明確にしてグループ分けしましょう。
■ 自動詞グループ
- 営業部の人員が足りていない
- 手強い競合商品があるため苦戦している
- コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない3つの問題点
■ 他動詞グループ
- マーケティング部からスタッフを貸りる
- 競合商品との比較分析をし、差別化を図る
- 問い合わせ対応トレーニングツールを活用する
時制を整え、タイトルを付ける
次は時制を整え、タイトルを付けます。
時制のパターンは2つです。
- ある時制から未来へと流れるパターン:問題発生 → 解決策(対応策)立案 → 結果
- ある時点から過去へと流れるパターン:未来のビジョン → 中期戦略 → 単年のアクションプラン
今回の場合、問題と対応策なのでその順番に並べます。
ただそれだけだとぱっと見で理解できません。
そのため、「問題」と「対応策」とタイトルを付けます。
そうすることで、それぞれのグループで何を伝えたいのかがぱっと見でわかるようになります。
■ 問題
- 営業部の人員が足りていない
- 手強い競合商品があるため苦戦している
- コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない3つの問題点
■ 対応策
- マーケティング部からスタッフを貸りる
- 競合商品との比較分析をし、差別化を図る
- 問い合わせ対応トレーニングツールを活用する
ガバニングする
最後はガバニングです。
ガバニングとは、伝えたいポイントが3つあるときに、最初に「ポイントは3つ」と宣言することです。
今回の例の場合、「3つの問題点」「3つの対応策」とします。
そうすることで見る側の頭に、
「これから問題点が3つ提示されるんだな」
と受け入れ体制が整い、理解が促進されます。
■ 3つの問題
- 営業部の人員が足りていない
- 手強い競合商品があるため苦戦している
- コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない3つの問題点
■ 3つの対応策
- マーケティング部からスタッフを貸りる
- 競合商品との比較分析をし、差別化を図る
- 問い合わせ対応トレーニングツールを活用する
まとめ
今回は『仕事のスピードも評価も上がる。整理された箇条書きを書く3ステップ』を紹介させていただきました。
あなたの仕事のスピード&評価UPにつながれ嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント