今回読んだ本は「アイデアのつくり方」です。
この本はタイトルの通り、アイデアのつくり方を教えてくれます。
「なかなか良いアイデアが思いつかない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
サラリーマンにとって発想力を高めることはとても大切です。
メリットは3つ。
- 問題の解決方法を導き出せるようになる
- 業務の効率化案を出せるようになる
- 競合他社との差別化を図れるようになる
発想力を高めるために有効なのが、アイデアのつくり方を知ることです。
アイデアのつくり方を知り、繰り返し実践することで発想力は高まります。
そんなアイデアのつくり方はとてもシンプルです。
ただ実践するのが難しい。
やることは明確なんですが、いざやろうとすると最初のステップでつまずきます。
なので今回は、アイデアのつくり方(5ステップ)を紹介しつつ、失敗しないコツも併せてお伝えしていきます。
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知識を集める
アイデア作成の第1ステップは、「知識集め」です。
あなたはアイデアについてどんなイメージを持っていますか?
多くの人がアイデアは0→1、つまり何もないところから新しいものが生まれたものだと思っています。
でもそうではないんです。
実はアイデアとは全て、「既存のもの同士の新しい組み合わせ」です。
だから、もしあなたがアイデアをつくりたいと思うなら、
あなたの中に多くの知識があったほうが良いということになります。
その方が新たな組み合わせが生まれる可能性が上がるためです。
なのでまずは知識集めをします。
集める知識は2つです。
- 一般的知識
- あなたの当面の課題のための知識
これらの知識を集めれば集めるほど、アイデアが生まれる可能性が高まります。
この知識集めというステップで私がおすすめするアクションプランは次の2つです。
- 本を読む(一般的知識)
- インタビューする(あなたの当面の課題のための知識)
一般的知識を集めるのにおすすめなアクションプランは、「本を読む」です。
本を読むことで、著者が調べた結果、著者の成功体験や失敗談、そこから学んだことを知ることができます。
あなたの当面の課題のための知識を集めるのにおすすめなアクションプランは、「インタビュー」です。
「あなたの当面の課題のための知識」とは次の2つです。
- あなたが取り扱っている製品についての知識
- あなたがその製品を売りたいと想定している人々についての知識
これらを集めるためにインタビューはとても有効です。
「あなたが取り扱っている製品についての知識」については、
その製品の設計、開発に携わっている人にインタビューをすることで知識を得ることができます。
知ったかぶらずに分からないことはちゃんと理解できるまで質問することがコツです。
「あなたがその製品を売りたいと想定している人々についての知識」については、
まさにその人々(ユーザー)にインタビューをしましょう。
おすすめは5W2Hでその製品の必要性を深堀りしていくことです。
- What:何を必要としているのか
- When:いつ、どんなときに必要か
- Who:誰が必要としているのか
- Where:どんな場所、場面で必要か
- Why:なぜ必要なのか
- How:どのように使われるか
- How much:どのくらいの頻度で使われる(必要とされる)のか
この5W2Hをベースに深堀りすることで、「聞いたつもり」を防ぐことができます。
集めた知識をマインドマップにまとめる
アイデア作成の第2ステップは、「集めた知識をマインドマップにまとめる」です。
ここでやることは次の3つです。
- 集めた知識をマインドマップに書き込む
- 書いた知識を眺め、関係性を考える
- それぞれの共通点を見つけ、書き込み、つなげる
本書では、3インチ×5インチのカードに書いていくことをおすすめしていますが、
今はマインドマップという便利なツールがあるので、マインドマップを使うことをおすすめします。
マインドマップを使えば、思いついたことをポンポン書けますし、
書いたあと眺めて、それぞれをつなげる、やっぱり切り離すという作業がサクサクできます。
まずは集めた知識をとにかくマインドマップに書き込む。
次に書き込んだそれぞれ知識を眺めながら、それぞれの関係性を考える。
そして、見つけた共通点を書き込み、それぞれをつなげる。
これを繰り返し、頭がゴチャゴチャになるまで続けましょう。
頭がゴチャゴチャになり、「もうわからーん」ってなったら、このステップは完了です。
放置する
アイデア作成の第3ステップは、「放置する」です。
頭がゴチャゴチャになるまで考え抜いたら、その検討を放棄しましょう。
そしてその問題をあなたの「意識」から「無意識」へと移行させ、
あなたが眠っている間にそれが勝手に働くことに任せましょう。
その間にあなたができる効果的なアクションは、
- 音楽を聞く
- 絵画などのアート作品を見る
- 映画を見る
これらのアクションは、あなたの無意識を刺激してくれます。
思いつく
アイデア作成の第4ステップは、「思いつく」です。
このステップに関しては、あなたにできることは何もありません。
ただ待つだけです。
そうすると、あなたが全く期待していないとき、
- ヒゲを剃っているとき
- お風呂に入っているとき
- 歯を磨いているとき
こういった油断しているときにアイデアが降ってきます。
適用させる
アイデア作成の第5ステップは、「適用させる」です。
実は、アイデアは生まれたままの状態ではほとんどが役に立ちません。
この「適用する」というステップを通らない限り、
全てが「ただの思いつき」で終わります。
生まれたばかりのアイデアは、現実世界へと適用させる必要があるんです。
これには忍耐が必要です。
生まれたばかりのアイデアは、いわばまっさらで純粋。
それをこの世知辛く過酷な現実の条件に適合させなければなりません。
でもそれはあなただけでやることではありません。
あなたのチームで考えましょう。
まずはあなたがそのアイデアをテーブルに上げ、
それをみんなで適用のために検討を重ねれば良いんです。
そうすることで、あなた一人では気がつけなかったアイデアの可能性に気づくことができます。
そしてアイデアを具体化し、展開させていきましょう。
まとめ
今回は、「アイデア作成の5ステップ」を紹介させていただきました。
あなたが素敵なアイデアを生み出すためのヒントになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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