今回読んだ本は「目的ドリブンの思考法」です。
この本は、なぜ目的が大事なのかを教えてくれます。
プレゼンの資料を作成して上司に見せたとき、
「それで、これで何が言いたいの?」
こういったフィードバックをもらったことはありませんか?
実はこれ、仕事を目的から始められてないことを教えてくれるメッセージです。
仕事で成果を出すために何よりも大事なのは「目的から始めること」です。
ではなぜ目的から始めることがそんなに大事なのか。
今回はその理由を3つ紹介します。
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目的を満たさない仕事は成果として評価されないから
目的から始めることが大事な理由の1つ目は、目的を満たさない仕事は成果として評価されないからです。
会社には世の中に対して果たそうとしている目的があります。
そして会社内の組織というのは、その目的を果たすために編成されています。
その組織内にいるにもかかわらず会社の目的を理解せず、
目的に寄与しない仕事をどんなに頑張って終わらせても、それは成果を出しているとは言えません。
サラリーマンとして、仕事が終わったか/終わってないかという問いは本質的ではないんです。
大事なのはその仕事が目的に寄与したか/寄与していないかです。
目的、つまり”何のために”が分からないままにガムシャラに働いても成果は決して出ません。
ただ時間と労力を無駄に使うだけです。
だからどんな事も目的から始めることが大事なんです。
目的が不明確だと問題を解決できないから
目的から始めることが大事な理由の2つ目は、目的が不明確だと問題を解決できないからです。
それどころか、そもそも対処すべき問題が何かを把握することすらできません。
問題とは、目的と現状とのギャップのことです。
目的がわからないと何とのギャップを埋めればいいのかが分からず、何に向かって取り組めばいいのかが分かりません。
例えばあなたが新しいチームに配属されたとして、「じゃあ、あとはよろしく!」と言われたらどうでしょう?
「え、何をしたらいいの?」ってなりますよね。
それはあなたがそのチームの目的を知らない(教えてもらってない)からです。
会社は目的を持っており、あなたのチームはその目的を果たすための「チームの目的」を持っています。
まずはそれを明確にし、次に現状を明確にすることで、そのギャップ埋めるためのやるべき行動が明確になります。
まずは目的を明確にしないことには何も始まらないんです。
目的が不明確だとチームの力が上がらないから
目的から始めることが大事な理由の3つ目は、目的が不明確だとチームの力が上がらないからです。
チームのメンバーに目的を伝えないまま作業指示だけを伝えた場合、どんな事が起きるのか?
考えられるリスクは2つです。
1つ目は、相手が目的を勘違いし、あなたが考えていた成果物と違うものが出てくるリスクがあります。
自分は明確に指示したつもりだったのに、成果物を見てみたら全く違うものだった。
しかたなくやり直しを指示する。
このように目的を伝えなかったために、あさっての成果物が出てきてしまう可能性があります。
逆を言えば、目的さえ伝えられていれば、大きく道がそれることはありません。
2つ目は、部下が育たないというリスクです
作業指示だけをしていると、指示したものが出てくる。
もちろんこれは悪いことではないですが、これだと部下の考える力が育ちません。
では目的もセットで伝えるとどうなるか。
「それであればこういうやり方はどうか?」「こういうのもあったほうがいいかもしれない」
このように部下が自分で考え提案できる余地が生まれます。
目的を明確にすることで、チームの生産性や提案力などの力を上げることができるんです。
まとめ
今回は「仕事で成果を出すために、目的から始めることが大事な3つの理由」を紹介させていただきました。
皆さんが目的を意識するきっかけになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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