今回読んだ本は「教える技術」です。
この本は、教え方のコツを教えてくれます。
後輩が入ってきて教育をすることになったけど、うまく教えられない。
こんな悩みをお持ちの人は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、みんな教える立場になって初めて気がつくんです。
「教え方なんて誰にも教わったことない」と。
なのでみんな四苦八苦しながら自己流で教えています。
今回はそんな悩みを解決するため、教え方のコツを3つ紹介します。
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行動を分解する
教えるときのコツのひとつは、行動を分解することです。
やるべきことを細かく噛み砕いて、分かりやすく伝えることが大事です。
教えるときは、まず自分がその行動をするときどうしてるかを思い出しましょう。
頭の中では整理できないと思うので、紙に書きだしてください。
次に、その行動をできるだけ細かく分解します。
最後に、分解した行動をひとつずつ教えていきます。
これだけで相手の理解度はグッと上がります。
書き出したものをチェックリストのように使うと、教え漏れも防ぐことができます。
さらに理解度をあげるために大事なことは、その行動の理由もセットで教えることです。
例えば、焚き火をするために木を集めてもらうとき、
目的を何も言わず「木を集めてきてください」と言われてもやる気は起きないですよね。
「行動」に「なぜ」をプラスすることで、相手の理解度はさらに上がります。
抽象的な言葉、専門用語を使わない
「きちんと管理してください」、「しっかり確認してください」。
これらの言葉はつい使ってしまいがちです。
でも「きちんと」や「しっかり」といった言葉は抽象的すぎます。
これでは何をどのように管理又は確認すればいいのかが分かりません。
なので、教えるときには抽象的な言葉を使わないようにしましょう。
何をどこに置いて管理してください。
どの資料のどこの部分を確認してください。
このように、できるだけ抽象的な言葉を使わず、具体的に噛み砕いて伝えます。
また、専門用語も使わないように気をつけましょう。
同じ職場で長年勤めていると、つい当たり前のように専門用語を使ってしまいがちです。
そんな専門用語は、相手には宇宙語に聞こえます。
これは気をつけていても、気づかずに使ってしまうことがあります。
なので、あらかじめ相手に「つい専門用語を使っちゃうことがあるので、分からない言葉があったら遠慮なく聞いてください」と伝えるようにしてください。
これらは無意識にしてしまいがちなので、特に気をつけましょう。
何度も100点をとらせる
仕事をできる人に育てるには、その人にモチベーションを高く維持してもらう必要があります。
ではどうすればモチベーションを高く維持してもらえるのか?
それは、何度も100点をとらせることです。
人は何度も100点がとれると、自分はできるという自信がつきモチベーションが上がります。
反対に、いきなり難しい課題を与えると、自分はできないとやる気を失いモチベーションが下がってしまいます。
なのでステップを小さく刻み、各ステップで何度も100点を取れるようになるまで取り組んでもらうことが大切です。
そうして自信をつけてもらってから次のステップに進んでもらうようにしましょう。
自信がついていけば、そのうち自分から新しいことに挑戦していくようになります。
これは中々根気がいります。
つい早く育てたいという気持ちから、100点をとれる前に次のステップに進めてしまいたくなります。
ただそれだと、その人の分かっていない知識が置いてけぼりになってしまうんです。
理解しきれていないという不安を抱えながら次のステップに行くと、
その不安が行動に迷いを与え、行動が遅くなる原因になります。
焦らず、小さい成功体験をたくさん与えることで、最終的には早く一人前に育てることができるんです。
まとめ
今回は「教え方のコツ3選」を紹介させていただきました。
皆さんが教えるときの手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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