今回読んだ本は「99.9%は幸せの素人」です。
この本は、科学的に幸せになるための知識を教えてくれます。
普段の何気ない行動を幸福感に結び付けられたら最高ですよね。
サラリーマン視点で見ても、
幸福度が高い社員は、幸福度が低い社員に比べて、創造性が3倍高く、生産性は31%高く、売上は37%高いことが明らかにされています。
大きなことでなくても、ささいな行動で幸福度を上げることができます。
今回は、幸福度を上げるための行動を3つ紹介します。
経験、体験にお金を使う
これはお金の使い方についてのポイントです。
幸福度を上げるには、モノよりも経験や体験的な「旅行」や「食事」などにお金を使うことです。
これまでの人生を振り返ってくださいと言われたら、あなたはどんなことを思い出しますか?
「中学の時マラソンの大会で1位をとった」「北海道の函館山から見た夜景が美しすぎて衝撃だった」「小学校の帰りに友達と川で全裸で泳いでめっちゃ楽しかった」など。
ほとんどの人は「経験」や「体験」的なことを思い浮かべるのではないでしょうか。
人に自分のこれまでの人生ストーリーの概要を書いてもらうと、モノについてよりも、経験や体験的なことについて書く傾向にあるんです。
さらに経験や体験にお金を使った幸福感は、時が経つにつれて増加していく傾向があるんです。
反対に、モノにお金を使った場合の幸福感は、時が経つにつれて減少することもわかっています。
モノにお金を使うよりも、経験や体験を得られることにお金を使うことで、私たちの人生は幸せな思い出で溢れていきます。
ちなみに、経験に対して使ったお金によってもっとも大きな喜びを得られるのは、次の4つの条件のどれかを満たしているものだと考えられています。
①世の中とのつながりが実感できる経験
自分が好きなことのイベントに参加する。習い事をするなど。
②「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
オーロラを見に行く。モルディブに行くなど。
③「自分がなりたいと思っている自分像」につながる経験
本を読む。セミナーに参加するなど。
④「めったにないチャンス」を得られる経験
宇宙旅行に行くチケットを購入するなど。
ぜひ参考にしてみてください。
小銭を募金する
お金の使い方に関していえば、小銭を募金するというのもオススメです。
下記のように街の通行人にお金を渡したとき、どのグループの幸福度が一番上昇したでしょう?
A:5ドルを渡し、自分のために使ってくださいと伝える
B:20ドルを渡し、自分のために使ってくださいと伝える
C:5ドルを渡し、誰かのために使ってくださいと伝える
D:20ドルを渡し、誰かのために使ってくださいと伝える
結果C、Dの人たちのほうが、A、Bの人たちよりも幸福度が上昇したんです。
さらにおもしろいのが、C、Dの人たちで幸福度の上昇に差はなかったということです。
つまり、少額でも誰かのためにお金を使うと幸福度が上昇するということです。
金額の大小は幸福度の上昇度合いに影響しません。
重要なのは「金額」ではなく「使い方」です。
そこでオススメなのが募金です。
私の場合、たまに現金しか使えない店でもらったお釣りをとっておいて、コンビニに行ったときに募金箱に入れるようにしてます。
とても身近で取り入れやすい寄付の仕方なので、皆さんも是非お試しください。
店員さんの目を見てありがとうを伝える
みなさん、お店の店員さんに横柄な態度などはとっていませんか?
立ち寄ったお店の店員さんには、目を見て「ありがとう」を伝えることを心がけましょう。
それが自分の幸福度向上につながります。
私たちは「社会との繋がり」を感じられると幸福度を高めることができます。
スターバックスに入る人に対して、
ある人たちには「必要以上に店員さんと話さないようにしてください」とお願いをし、
別の人たちには「店員さんと笑顔でアイコンタクトをとって短い会話を交わしてください」と依頼しました。
その結果後者の人たちの幸福度のほうがはるかに上がっていたんです。
ちょっとアイコンタクトをして「ありがとう」を言うだけでも効果があります。
それだけで何気ない日常から「温かな人間関係」を感じることができるんです。
まとめ
今回は「幸福度を上げるための行動3選」を紹介させていただきました。
皆さんの幸福度向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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