頭がいい人になるための「抽象化」「具体化」のテクニック3選

ビジネス

今回読んだ本は「賢さをつくる」です。

この本は、頭を良くする方法を教えてくれます。

あなたの周りにも「あの人頭いいなぁ」と思う人はいるのではないでしょうか。

たくさんのアイデアをだしたり、説明が上手だったり、仕事を効率よくこなしたり。

そんな頭がいい人とは一体何をしているのか。

結論、「抽象化」「具体化」です。

頭がいい人とは、この抽象化と具体化が得意な人です。

抽象化、具体化とは何か。

例えば「うちのポチ」という言葉を「抽象化」すると、「うちのポチ」→「チワワ」→「犬」となります。

その反対、「犬」→「チワワ」→「うちのポチ」としていくのが「具体化」です。

頭がいい人は、この「抽象化」と「具体化」を上手に使いこなしています。

そのおかげで、アイデアを多く出したり、説明を上手にしたり、仕事の本質を捉え的確に行動できるんです。

今回は、頭がいい人になるための「抽象化」「具体化」のテクニックを3つ紹介します。

抽象化→具体化でアイデアを出す

発想が豊かで次々にアイデアが出てくる「アイデアマン」と呼ばれる人たち。

彼らは無造作にアイデアを出しているわけではありません。

抽象化と具体化を上手に使っているんです。

例えば今、若い女性に黒糖タピオカミルクティーが流行していて、

少し前まで抹茶クリームフラペチーノが流行していたとします。

ブームは過ぎ去るものなので、次の新しいアイデアを考える必要があります。

そんなときに、抽象化と具体化を活用します。

黒糖タピオカミルクティーと抹茶クリームフラペチーノ。

これらの共通点を探ると、

「実は日本の若い女性は和菓子の味が好き」というヒットの本質が見えてきます。

このように、共通点を探すことが抽象化のプロセスです。

こうして具体的な商品を抽象化してヒットの本質を掴み、その本質を再び具体化することでアイデアを生み出すことができます。

例えば、「きなこクリームクレープ」や「あんこマカロン」など。

抽象化と具体化を組み合わせることで、たくさんのアイデアを出すことができます。

抽象化→具体化で例える

話がわかりやすい人、説明が上手い人は、「例え」が上手です。

では「例え」とは何をしているのか?

それは具体的なものを抽象化して、身近なものに具体化しているんです。

例えば、「ドメイン」の説明をするとき、「ドメインとは住所みたいなもの」という例えで説明することができます。

これは、まずドメインを「Webサイトがどこにあるのかを判別する情報」と抽象化します。

さらにそれを「場所を特定するもの」と抽象化します。

それを具体化して「住所」に例えているんです。

他にも、「インターネット」の説明をするとき、「インターネットは情報の四次元ポケット」という例えで説明することができます。

これは、まずインターネットを「問題を解決するための情報(もの)がたくさん詰まっているところ」と抽象化します。

それを具体化して「四次元ポケット」に例えています。

このように、説明するものを抽象化して相手が知っているものに具体化し例えることで、わかりやすく説明することができます。

相手も知っている具体的なものがイメージできるため理解がしやすいです。

気をつけたいのは、あくまで相手が知っていることで例えることです。

知らないことで例えても例える意味がありません。

説明する相手の年齢、性別、職業などを踏まえ、例えるものを選ぶようにしましょう。

5W1Hを確認する

仕事を受けるとき、必ず5W1H(When/Where/Who/What/Why/How)を確認するようにしましょう

これは受けた仕事を「具体化」及び「抽象化」するためです。

抽象化のための質問が「Why」です。

そして具体化のための質問が、「When/Where/Who/What/How」です。

例えば、「お客さんにダイレクトメールを送るから、印刷業者から見積もりをとって」と仕事を振られたとします。

そしたらまずは「Why」でなぜこの仕事が生まれたのか(背景)を確認します。

背景を理解することで、ゴールを間違えることを防ぐことができます。

今回の例の場合、「なぜお客さんにダイレクトメールを送るのか?」です。

購買の申込みを受け付けるためなのか、来店を促すためなのか、どちらかによってやることが変わってきますよね。

「Why」で背景を確認できたら、「When/Where/Who/What/How」で具体的な確認をします。

今回の例の場合、

When:発送、納期はいつか?

Where:どの地域に発送するのか?どの工場で印刷するのか?

Who:発送先のお客さんは誰か?

What:どんな封筒でどんな紙を使うのか?

How(どのように/どれくらい):何部印刷するのか?見積もりを取る手段は何か(電話/メール/FAX)?

こうやって仕事を「抽象化」及び「具体化」することで、仕事の質を上げることができます。

まとめ

今回は「頭がいい人になるための「抽象化」「具体化」のテクニック3選」を紹介させていただきました。

皆さんの「頭が良くなりたい!」の手助けになれば嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

【今回読んだ本はこちら】

【読書にはKindleがオススメ。理由はこちら】

サラリーマンがKindle Paperwhiteを買うべき3つの理由

コメント

タイトルとURLをコピーしました