今回読んだ本は「USJを劇的に変えたたった1つの考え方」です(2回目)。
この本は、マーケティングの基礎を教えてくれます。
「頑張ってるのになかなか成果に結びつかない…」
こんな悩みを持っていませんか?
それはモノゴトを戦略的に考えられていないからかもしれません。
モノゴトを戦略的に考えることで、効率良く成果を出していくことができるようになります。
今回は、「戦略とはなにか」「戦略的に考えるとはどういうことか」の2点について紹介します。
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戦略とはなにか
いきなり結論から、
戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと
です。
目的とは「達成したいこと」で、資源(リソース)とは「自分たちが使えるお金や人員など」です。
つまり、何か達成したい目的を叶えるために、自分が持っている様々な資源を何に集中させるかを選ぶことが戦略です。
ではなぜ戦略が必要なのか。
理由は2つです。
- 達成すべき目的があるから
- 資源は常に不足しているから
1つ目は、達成すべき目的があるからです。
目的がないなら戦略なんて必要ありません。
でも目的のない仕事なんてないですよね。
あなたが何らかの仕事を抱えているのなら、その仕事には必ず目的があります。
2つ目は、資源は常に不足しているからです。
あなたが使える時間が無限にあるなら戦略なんて必要ありません。
あなたの持っている仕事に片っ端からそれらの資源を投入し片付けていけばいいです。
でもそんなことはないですよね。
あなたの時間は限られているし、仕事にも期限があります。
だからあなたの持っている資源をいかに無駄なく有効に使うかを考え抜くことが必要なんです。
では具体的に資源(リソース)とはなにか。
資源とは主に次の6つです。
「カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産」
個人であれば次の6つです。
- 使えるお金
- 使える人(アウトソースなど)
- 使えるモノ(RPA、VBAなど)
- 入手できる情報
- 自分の時間
- 自分の知識
これらを自分の持っている仕事にどのように分散させるか。
それを選択することが戦略です。
戦略的に考えるとはどういうことか
戦略的に考えるとはどういうことか?を紹介する前に、
一旦戦略用語を整理しましょう。
- 「目的」と「目標」の違い
- 「戦略」と「戦術」の違い
戦略的に考える上では、これらをちゃんと理解しておくことが必要です。
- 「目的」とは、達成すべき使命のことで、戦略的思考の中では最上位の概念
- 「目標」とは、その目的を達成するために資源を投入する具体的な的のこと
- 「戦略」とは、目的を達成するための資源配分の選択
- 「戦術」とは、戦略を実行するためのより具体的なプランのこと
戦略用語が整理できたところで結論、
戦略的に考えるとは、「目的→戦略→戦術」と展開して考えることです。
重要なのは、必ず最初に目的を明確にすることです。
戦略は目的達成のために存在するため、
目的が変われば戦略も立て直すことになります。
これは戦略と戦術の関係でも同じです。
戦術よりも先に戦略を明確にします。
なぜなら、戦術は戦略を実行するためのプランだからです。
私の仕事を例にすると以下のようになります。
- 目的:マニュアルの品質向上
- 戦略:どこ(マニュアルのどの部分)の品質を向上させるか
- 戦術:どうやって向上させるか(イラストを増やす、構成を変えるなど)
このように「目的→戦略→戦術」の順番に考えることで、
的を絞って効率良く成果を出していくことができます。
まとめ
今回は『頑張っているのに結果が出ない理由はこれかも?戦略的思考のススメ』を紹介させていただきました。
あなたの努力が成果に結びつきやすくするための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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