今回読んだ本は「学びを結果に変えるアウトプット大全」です。
この本は、自分を成長させるためのアウトプット方法を教えてくれます。
インプットよりアウトプットした方が成長できるというのは結構知られてますよね。
インプットとアウトプットの黄金比率は「3対7」だそうです。
アウトプットが大事なのは分かった、じゃあ具体的に何をすればいいのでしょうか?
今回は、明日からすぐできる、自分を成長させるアウトプット方法を3つ紹介します。
どれもすぐに取り入れられるものなので、どれかひとつでも取り入れてもらえたら嬉しいです。
それでは紹介していきます。
説明する
アウトプットの練習として一番取り組みやすいのは、説明することです。
自分が知っていること、学んだことを誰かに説明することで、その知識を記憶に定着させることができます。
これは、「意味記憶」が「エピソード記憶」に変換されるためです。
意味記憶とは、「apple=りんご」のように関連性の薄い組み合わせのことです。
エピソード記憶とは、過去にあった出来事や体験の記憶です。
意味記憶は覚えづらく忘れやすいですが、エピソード記憶は覚えやすく忘れにくいという特徴があります。
例えば、はじめは「apple=りんご」と意味記憶で記憶していたものが、
誰かに、「”apple”って日本語だと”りんご”っていう意味なんだよ」と説明をすることで、
説明したというエピソード記憶に変換され、記憶に定着するんです。
また、説明をすることで自分が理解できていなかったことにも気がつけますし、相手の理解も深まります。
リーダーであればグループのメンバーに、先輩であれば後輩に、余すところなく自分の知識を説明し提供しましょう。
そうすることで、自分も周りも成長することができます。
書く
知識を記憶に定着させ自己成長を促すという効果に関しては、「書く」というアウトプットも有効です。
書くことで、脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)(RAS、Reticular Activating System)が刺激されます。
RASとは脳内の神経のネットワークです。
このRASが刺激されると、脳はその対象物に対して集中力を高め、積極的に情報を収集し始めます。
つまり、「書く」ことで脳が活性化し、記憶力や学習能力が高まるんです。
教育を受けるときや会議でメモをとるときはノートに書くようにしましょう。
「ノートパソコンにタイピングでメモをとったほうが速くていいじゃん」という人もいますが、
「手書き」のほうが「タイピング」よりも記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが研究結果で分かっています。
自己成長につなげるためには、ノートに手書きが効果的なんです。
感謝を伝える
「ありがとう」と感謝を伝えるというアウトプットは、脳に絶大な効果をもたらしてくれます。
感謝をすると、ドーパミン(幸福物質)、エンドルフィン(究極の幸福物質)、セロトニン(癒やしの物質)、オキシトニン(リラックスの物質)の4つの脳内物質が全て分泌されます。
ドーパミンはモチベーション、学習能力、集中力、記憶力を高め、
エンドルフィンも集中力を高めてくれます。
さらにセロトニンとオキシトシンは癒やしやリラックスの効果があります。
たったひとつの行動で、こんなにも脳にプラスの効果が得られるんです。
しかも、エンドルフィンは感謝されたときにも分泌されます。
感謝を伝えた相手にも良い効果がもたらされるんです。
始めは感謝を伝えることが恥ずかしくて抵抗があるかもしれませんが、
まずは一日一回でいいので、誰かに「ありがとう」を伝える事から始めてみてください。
その一回が、あなたを成長へと導いてくれます。
まとめ
今回は「自分を成長させるアウトプットの方法3選」を紹介させていただきました。
皆さんの自己成長の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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