今回読んだ本は「「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考」です。
この本は、アート思考とは何か?そしてその実践方法を教えてくれます。
みなさんアート思考と聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
上手に絵を描いたり、美しい造形物を作るためにはどうすればいいかを考えること。
これはアート思考ではありません。
アート思考とは、自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界を捉え、自分なりの探求をし続けることです。
AI化が進んでいる今、ただ答えを見つけるだけではなく、自ら問いを作れる力が必ず必要になってきます。
そんなアート思考を身につけるための練習方法を3つ紹介します。
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自分の考えを深掘りする
アート思考の練習方法の1つ目は、
「紙とペンを使って、自分の考えを深堀りする」です。
紙とペンを用意し、1〜3分程度の時間で、自分が考えたり感じていることを書き出しながら深掘りするんです。
なぜそう考えたのか?どこからそう感じたのか?など。
こういった思考の練習は仕事にも役立ちます。
例えば何かミスをしてしまったとき、なぜミスをしてしまったのか?
その時どういう状況で、どんな気持ちで作業をしていたのか?など、原因を究明するときに役立ちます。
他にも今やっている作業に違和感を感じているときは、
この違和感はなんだろう?どこからそう感じているのか?
また、既存の作業に対して、
本当に今の手順がベストか?もっといい方法はないか?など。
自分でどんどん問いを立てて答えを探していく力をつけることができます。
ほんの数分でも、毎日続けることで必ず効果はあります。
他の人の考えも深掘りする
アート思考の練習方法の2つ目は、「他の人の考えも深掘りする」です。
やり方は同じで、紙とペンを使って書き出しながら深堀りしていきます。
なんであの人はそう考えているのか、
どういったところからそう感じたのか、
それに対して自分はどう思うか、といった感じです。
これの何が良いかというと、違う意見を自分の引き出しにできることです。
私は自分の意見と反対の意見を聞くと、ついムッとしてしまいます。
でもそんな反対意見を持っている人も、決して意地悪で言っているわけではありません。
その人にはその人なりの考えや思いがあって言っています。
言われたときはムッとしますが、その場はグッと我慢しておいて、
冷静になったときに改めて考えるようにしています。
そうすると、「そういう考えもあるのか」と一つの意見として受け入れられ、
自分の引き出しを増やすことができます。
アート作品をアウトプット鑑賞する
3つ目は実際にアート作品を見て行う練習方法です。
それがアウトプット鑑賞です。
このアウトプット鑑賞には2通りの方法があります。
1つ目は、その作品を見たときに自分がどう感じたか、どこからそう感じたかをノートやスマホにメモをとるというやり方です。
2つ目は、その作品はどのような色や形をしているか、それをどう思うかをノートやスマホにメモをとるというやり方です。
ノートやスマホにメモをとらずに、頭の中で思考を巡らせるだけでも練習になります。
まずは気をはらずにアート作品と向き合い、自分がどう感じるかなど、思考を巡らせるところから始めてみてください。
自分が感じたことや考えたことに正解、不正解はありません。
何も気にせずに、感じたまま、考えたまま、思考を巡らせてみてください。
そうすることで、アート作品を通じて、思考力を上げることができます。
まとめ
今回は「自ら問いを作る、アート思考の練習方法3選」を紹介させていただきました。
皆さんの思考力向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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