今回読んだ本は「1分で話せ」です。
この本は、伝え方のコツを教えてくれます。
サラリーマンには伝える力が不可欠です。
仕事をしていれば、人に伝えるというシチュエーションは山程出てきます。
会議、メール、上司への報連相などなど。
この伝える力があるのとないのとでは、仕事の効率が全然変わってきます。
また、伝える力はすぐには上がりません。
日頃から意識して実践し、コツコツ続けることで徐々に上がっていきます。
今回は、すぐに実践できる伝え方のコツを3つ紹介します。
目的は何かを考える
この本の中で、プレゼンをするときゴールを意識することが大切と書かれていましたが、
これはプレゼン以外でも大切なことです。
会議をするとき、メールをするとき、上司に報連相をするときなど。
これらのアクションを起こす前に、まず自分がそれをする目的は何か考えるようにしましょう。
自分がなにかアクションをしようとするのには、必ず目的があります。
何を決めたくて会議をするのか、何を知りたくてメール(依頼)をするのか、上司にどうしてほしくて報連相をするのかなど。
自分がどうしたいのかが分かっていなければ、相手だって何をしたらいいのか分かりません。
そんな状態でアクションをしてしまうと、無駄なやり取りが発生して、自分だけでなく相手の大事な時間も奪ってしまうことになります。
なのでアクションを起こす前に、必ず自分がそのアクションを起こす目的を確認するようにしましょう。
目的と依頼事項を伝える
目的を自分の中ではっきりさせられたら、
まず、その目的と相手への依頼事項(どうしてほしいのか)を伝えましょう。
会議なら、何を決めたくて、集めた人たちにどうしてほしいのか。
メール(依頼)なら、何を知りたくて、相手にどうしてほしいのか。
上司への報連相なら、自分が何をしたくて、上司にどうしてほしいのか(判断してほしい、アドバイスしてほしいなど)。
次に、理由や背景を説明しましょう。
これが逆になると目的が見えにくくなり、自分も相手も迷子になり、結局何がしたいんだっけ?になりかねません。
また、目的だけ伝えるのもダメです。
依頼事項を伝えないと、相手は何をしたらいいのか分かりません。
なので必ず最初に目的と依頼事項を伝えてください。
そうすることで、会議の時間は短くなり、メールの文章は簡潔になり、上司への報連相の時間も短くなります。
そして仕事を効率よく進めることができます。
理由は3つ用意する
何かを提案する場合、その理由は3つ用意するようにしましょう。
その理由は次の3つです。
①理由がないと、人は納得しない
②理由が多いと、ひとつひとつの印象が薄くなる
③理由がひとつだと、心もとなく、論破されやすい
これらの理由から、オーソドックスな3つを採用するのがオススメです。
また、3つだと覚えやすいし、リズミカルで聞きやすいです。
この本の著者の伊藤羊一さんも、体験的に3つがいいと述べています。
以前、講演で理由をダラダラ伝えていたら、聞いてる人もなんとなく聞いていたそうです。
ところが、「理由は3つあります」と、指を3本出して伝えた瞬間、
聞いていた人たちは手元を動かし、ノートにメモを始めたそうです。
聞き手は驚くほど「3点あります」に反応することを発見できたと述べています。
皆さんも「理由は3つ」を意識してみてください。
まとめ
今回は「伝え方のコツ3選」を紹介させていただきました。
皆さんの伝える力向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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