バラバラな個性を束ね、チームで仕事を進めるために、リーダーに必要な3つの心がけ

ビジネス

今回読んだ本は「みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと」です。

この本は、違いを活かし仕事を進める方法を教えてくれます。

バラバラな個性を持っている部下達をうまくまとめられない。

なんて悩んでいませんか?

リーダーには、そんなバラバラな個性を束ねつつ、チームの目標を達成していくことが求められます。

バラバラな個性は、バラバラな方向を向いてしまうと手がつけられません。

でも、同じ方向を向き、それぞれの個性を活かせば、それらは大きな力になります。

そこで今回は、バラバラな個性を束ね、チームで仕事を進めるために、リーダーに必要な3つの心がけを紹介します。

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長所に目を向ける

リーダーには、部下の能力を引き出すという役割があります。

その役割を果たすために大切な視点が、「良いところ」「長所」など、肯定的な面を見ることです。

例えば、書類の提出がいつもギリギリな部下がいたとします。

でも仕上げてくる書類は正確で丁寧です。

「仕事が遅く、提出がいつもギリギリ」ととるか、

「仕事が丁寧で、期限も守ってくれる」ととるか。

前者のように否定的に見ると、その部下にマイナス感情を持ってしまいます。

一方後者のように肯定的に見ると、前向きな対応ができます。

もし、もう少し早く提出をしてもらいたいのであれば、締切を少し早めに伝えておけば解決するかもしれません。

悪いところだけ見ても、ものごとは解決しません。

むしろ人間関係を悪化させる可能性があります。

良いところを見つめ、活かし、協力し合うほうが、ものごとは進んでいきます。

あなたは部下の良いところを見れていますか?

確認のため、一度部下達の長所を紙に書き出してみてください。

書き出せない場合、その視点が足りていません。

書き出せるように、再度部下達をよく見て、長所を探してみてください。

全体から伝える

リーダーには、部下の仕事へのフィードバックや目標を分かりやすく伝えるという役割があります。

「分かりやすく」というのがポイントです。

なぜなら、いくらリーダーが一生懸命伝えていても、その内容が部下に伝わっていなければ、何もしていないのと同じだからです。

伝えた内容を部下が理解して初めて「伝えた」ことになります。

分かりやすく伝えるために大切なのが、全体から伝えることです。

例えば、部下がプレゼンの資料を作成して、リーダーのところに持ってきたとします。

「全体としてはOKです。ただ少し気になる点が2点ありました。1点目は〜です。2点目は〜です。それぞれ修正を加えてもらえると助かります。」

「少し気になる点が2点ありました。1点目は〜です。2点目は〜です。それぞれ修正を加えてください。ただ、全体としてはOKです。」

どちらのフィードバックが良いでしょうか?

結論どちらも「OK」ですが、前者のリーダーのほうが分かりやすく、前向きな印象を与えます。

最初に「全体としてOKです」と結論が分かることで、部下はその後のフィードバックを安心して受け入れることができます。

これは部下に目標を伝えるときも同じです。

まずは全体の目的を伝え、そのあとにその目的を達成するための目標を伝えましょう。

この順番で伝えることで、部下は目標を理解しやすく、その後のアクションプランも考えやすくなります。

部下に「伝わる」ために、全体から話すことを心がけましょう。

楽観的に考える

リーダーには、現状をより良くしていこうと積極的に行動することが求められます。

そのために必要なのが、「楽観性」です。

必要以上に悩んだり、落ち込んでも何も解決しません。

だったら、「なんとかなる」と楽観的に考え、解決策に時間やエネルギーを割いたほうが合理的です。

もちろん、何の準備も調べもせず楽観的でいるのは違います。

何もしなければ、何も解決しません。

なので、自分にできることは精一杯やった上で、「なんとかなる」と思うことが大切です。

どんな困難な状況であっても、

「たとえ人数が足りないとしても」

「たとえ時間がないとしても」

それでもなんとかなる。

なんとかなるから、やれることを見つけて、やれるだけのことはやる。

「たとえ〜だとしても」のメンタリティで、楽観性を持ち、解決のために行動していきましょう。

まとめ

今回は「バラバラな個性を束ね、チームで仕事を進めるために、リーダーに必要な3つの心がけ」を紹介させていただきました。

皆さんがチームで仕事を進めるための手助けになれば嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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