サラリーマン流、ユダヤ人の考え方を仕事に活かす方法3選

仕事術

今回読んだ本は『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』です。

この本は、人生に役立つユダヤ人の考え方を教えてくれます。

ユダヤ人はとても大きな視点を持っています。

物事を「多面的」に見る大切さはよく言われていますが、

普通の人の「多面的」は別の角度から見るだけです。

例えば「リンゴが木から落ちる」のを見たとき、

普通の人は「なぜリンゴは落ちるのか?」の「落ちる理由」を色々考えます。

ユダヤ人は「なぜリンゴは天空に吸い上げられずに地球の方に動くのか?」と考えます。

そんなユダヤ人は常に「タルムード」を勉強しています。

タルムードとは、口伝律法とヘブライ学者の議論を書き留めた議論集です。

そこからいくつかをピックアップして、解説と一緒に書いてくれているのがこの本です。

このユダヤ人の考え方は、仕事をする上で大いに役立ちます。

今回は、そんな「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」の中から、

サラリーマンとして仕事に活かせる考え方を3つ紹介します。

ちなみに、下記で概要が分かるようにざっくり説話をまとめてますが、

あくまでざっくりなのでご承知おきください。

ちゃんとした話が知りたい方は、是非実際にこの本を読んでください。

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相手が誰であっても臆することなく議論する

これは「デボラの闘い」という説話から得られる教訓です。

ざっくり説明すると、

デボラという娘が結婚しようとすると、結婚式当日の夜に新郎が突然死してしまいます。

またそれが三度も起きます。

それでも四度目の結婚が決まります。

その結婚式当日また新郎を天国に召し上げるため、神は天使をお迎えに向かわせます。

ただデボラは諦めず議論を挑みそれを阻止した。

という話です。

相手が誰であっても臆することなく議論を挑みなさいということです。

どうしても立場が上の人と話をするときって気後れしてしまって、

思ってることが言えなくなってしまいますよね。

でもそれだと自分が損をしてしまいます。

ビジネスの場では、しっかりと自己主張をしないと、

自分に不利な条件を飲まされてしまうこともあります。

デボラは自分は何も悪いことをしていないのに、

なぜこんな不当な扱いを受けるのかと、神に対して敢然と議論を挑みました。

ただそのためには日頃から勉強をしておくことが必要です。

デボラは神の教えに書かれている、

「男が結婚した場合には、仕事よりも家庭を優先して妻と一緒にいるようにしなくてはならない」

という教えを持ち出し、夫を天国に連れて行くことはこの教えに反すると反論しました。

デボラがこのように反論できたのは、日頃から神の教えを勉強していたからです。

日頃から勉強をし、どんな偉い人が相手でも臆することなく議論ができるように準備をしておくことが大切です

疑問を持つ

これは「モーゼの反論」という説話から得られる教訓です。

ざっくり説明すると、

神がモーゼに「エジプトに行ってユダヤ人全員を救い出して来い」と伝えます。

でもモーゼは「私が行って、『私は神の使いだ、お前たちを救出しに来た』といってもユダヤ人たちは信じてくれませんよ」と言います。

そしてこのやり取りが神とモーゼの間で延々と七日間も続く。

という話です。

この話のポイントは、ユダヤ人は神をも疑うということです。

それくらい疑問を持つことを大切にしているんです。

疑問を持つことをやめてしまうと思考停止に陥ってしまいます。

何も考えず、みんながやっているからという理由だけで同じやり方を続けてしまう。

意味も分からず、疑問も持たず。

これではいい仕事はできません。

ビジネスの場では常に疑問を持ち続けることが大切です。

  • この仕事は何のためにやっているのか?
  • なぜこのやり方なのか?
  • もっといいやり方はないのか?

この思考の繰り返しがあなたを成長へと導いてくれます。

トラブルは最悪の事態を防ぐチャンスだと考える

これは「あるラバイの最悪で最良の災難」という説話から得られる教訓です。

ラバイとはユダヤ教の聖職者のことです。

ざっくり説明すると、

あるラバイが旅をしていて、納屋で一晩過ごすことにしました。

するとその夜、連れていた犬が毒虫に噛まれて死にます。

更に連れていた羊もオオカミに殺されました。

次の日、昨夜は最悪だったと思いながら近くの村に歩いていくと、

村人たちが盗賊に殺されていたんです。

もし犬が生きていたらキャンキャン吠えて盗賊に見つかりラバイも殺されていたでしょう。

羊も騒いで音を立てていたでしょう。

すべてを失っていたからラバイは助かった。

という話です。

最悪の事態は、それよりもっと悪いことから救ってくれることかもしれないということです。

何かトラブルが起きたとき、

その度にパニックを起こしていては本質が見えなくなってしまいます。

人間なんで、トラブルが起きたら焦ってしまうのは仕方ありません。

ただそんなときは一呼吸置いて冷静になることです。

そして、ここでそのトラブルが起きなければ、

この先もっと悪いことが起きていたかもしれないと考えましょう。

このトラブルは、このあと起きる最悪の事態を防ぐチャンスだと捉えることで、

前向きに行動することができます。

まとめ

今回は『サラリーマン流、ユダヤ人の考え方を仕事に活かす方法3選』を紹介させていただきました。

あなたが仕事に前向きに取り組み成長していくための一助になれば嬉しいです。

  • こんなときはどうするの?
  • こういう考え方もあるよね?

こういったコメント大歓迎です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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