今回読んだ本は「脳の外で考える」です。
この本は、思考力を上げる方法を教えてくれます。
AI化が進む今の時代、サラリーマンにとって思考力はとても重要です。
多くのアイデアを生み出したり、困難な課題をクリアしていくためには思考力を上げる必要があります。
思考力を上げ、思考を深くするためには脳の力を最大限に発揮させることがポイントです。
では脳の力を発揮するにはどうすればいいのか?
結論、脳の力を発揮するには、脳の外のものを上手に使うことです。
今回は、脳の外のものを活用し脳の力を最大限発揮することで、思考力を上げる方法を3つ紹介します。
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動きたい衝動を抑えない
私達は動かないこと、つまりじっと机に向かって仕事をしていることを真剣に仕事をしていると考えています。
貧乏ゆすりをしながら仕事をしている人と、そうでない人、後者を集中していると判断する人のほうが多いのではないでしょうか?
ただ実は、じっと座っているというのは脳に負担がかかっている状態なんです。
動きたいという自然な衝動を抑えることに脳の力を使ってしまっているんです。
これは実験結果で証明されています。
実験参加者に、「動かない状態」「大きくは動かず、リラックスした状態」「少しリズミカルに動いた状態」で数学の問題を暗算で解いてもらいました。
結果、動かない条件の参加者の成績が一番悪かったんです。
脳の動きを見ると、動かないよう指示された参加者の脳の負荷は大幅に上がっていたそうです。
適度な集中をするためには、動きたい衝動は抑えないほうが良いんです。
貧乏ゆすりをしたければすればいい。
手持ち無沙汰であれば、好きな手遊びアイテムをいじればいい。
こまめに立ち上がり、歩いたりストレッチするのもありです。
そうすることで、動きを我慢することに脳の力を使わず、より目の前の仕事に脳の力を使うことができるようになります。
メモを活用する
メモは脳の力を活用するのにとても有効なツールです。
活用方法は大きく2つ。
1つ目は「思考をメモに書き出す」です。
これは、頭の中の情報を頭の外に取り出すということ。
そうすることで、その情報を頭の中で維持しておく必要がなくなります。
つまり、その分脳に空きができるということです。
また、思考をメモに書き出すことで曖昧さがなくなります。
頭の中で考えている時、特に疑問に感じていなかったことも、
メモに書き出してみると見えていなかった疑問を発見することができます。
私達の頭の中というのは、思っているより自分に都合がよく曖昧です。
思考をメモに書き出すことでその曖昧さに気付き、より理解を深めることができます。
2つ目は「説明を受ける時にメモをとる」です。
メモを取らずに話を聞いていると、ただ話を受け入れるだけになります。
でもメモをとることで、識別、判断、選択をすることになります。
大事なポイントはどこかを選び、判断する行為によって、脳の力を最大限に活用することができるんです。
また、大事なポイントを記録することで、記憶しておく、後で思い出すなどの余計な負荷も避けることができます。
メモを積極的に活用することで、脳の負荷を下げ、理解を深め、脳の力を最大限に活用することができるんです。
人に教える
脳の力を発揮するためには、人に教えること、伝えることもとても有効です。
新人、後輩に教える。
他部署の人、お客さんに説明する。
SNS、ブログで自分の知識を発信するなど。
人は教えることでより深く学ぶんです。
第一子は、弟や妹と比べてIQが平均で2.3ポイント高いことが分かっています。
それは、「上の子は下の子に教える」ためです。
教えるという行為は、教える本人の思考法を変える効果のある、認知、注意力、動機を生み出します。
教える人は、その準備として情報を見直し、頭の中を整理します。
さらに、自分の中では適当に済ませていた細かい部分をはっきりさせなければならないため、自分の知識や理解が欠けている部分を明らかにします。
こうしたプロセスを踏むために、教える人は自然と脳をフル活用し、自分の思考をより深いものにできるんです。
また、アウトプットをすることで、自分では気がつけなかった視点からのフィードバックをもらうこともできます。
自分の頭の中だけで考えているだけではこれは得られない刺激です。
自分の思考だけではなく周りの人たちの思考も借りることで、より思考が深まり脳を活性化することができます。
まとめ
今回は「サラリーマン必見、思考力を上げる方法3選」を紹介させていただきました。
皆さんの思考力向上の手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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