今回読んだ本は「プロセスエコノミー」です。
この本は、プロセスを見せるメリットを教えてくれます。
プロセスエコノミーとは、「成果物などのアウトプットだけではなく、その制作過程などのプロセスにも価値がある」という考え方です。
「新しい企画を提案したいけど、その魅力をうまく伝えられない」
「提案した企画を進めるために、みんなの協力を得たい」
そんな悩みをお持ちのあなたには、このプロセスエコノミーの考え方が有効です。
今回はプロセスエコノミーを活用した魅力の伝え方と、活用する上での注意点を紹介します。
WHYをアピールする
上記でも述べた通り、新しい企画を提案をするときにはプロセスエコノミーの考え方が有効です。
具体的には、プレゼン等で新しい企画を提案するときに、なぜやりたいか(WHY)に重点を置いてアピールすることです。
「何をやりたいか(WHAT)」よりも「なぜやりたいか(WHY)」をアピールすることが大切です。
なぜなら、人は論理よりも感情で動くからです。
なぜやりたいかをアピールすると、相手の感情に訴えることができます。
そうすると共感が得やすいです。
WHYをアピールし共感を得ることで、もし「なにをやるか(WHAT)」がいまいちだったとしても、
「それだったらこうしてみたら?」「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」などのアドバイスをもらうことができます。
そしてWHYを実現するためのより良い方策を見つけることができます。
新しい企画やプレゼンまでいかなくても、「小さなやりたい」を提案するときにも有効なので是非試してみてください。
現状と理想とのギャップをさらけ出す
プロセスエコノミーは、新しい企画を進める中でも活用できます。
ポイントは、現状と理想とのギャップをさらけ出すことです。
進めている中で、うまくいっていること、うまくいっていないこと、
できていること、できていないこと、
上手にできているところ、下手なところ、
これらを全てさらけ出すことです。
できていることだけではなく、「うまくいっていないこと」「できてないこと」「下手なところ」もしっかりさらけ出すことが大切です。
人はどうしても周りから良く見られたいと思ってしまう生き物なので、できていることばかりを見せようとしてしまいます。
もちろん精一杯取り組むということが大前提ですが、できている姿だけを見せるよりも、できていない姿も見せたほうが応援が得られやすいです。
そうしてできていない姿もさらけ出すと、できるための情報が集まってきます。
苦戦している姿を見てくれている人が、「そういえばちーぱぱがこんな活動してたな、この情報が役立つかもな」と有益な情報を提供してくれます。
これは、オープンにすればするほど集まりやすいです。
そして、「できていない」を「できている」に変えることができるんです。
プロセスエコノミーの注意点
ここまでプロセスエコノミーの活用方法を紹介してきましたが、
プロセスエコノミーを活用する上での注意点もあります。
それは、「結果にはこだわる」ということです。
うまくいっていないこと、下手なところなどの全てをさらけ出すのはいいことですが、
うまくいかなくていいわけではありません。
全てをさらけ出すのは、あくまで結果を出すためです。
さらけ出すことで、アドバイスや情報をもらい、結果につなげるためです。
その目的(WHY)を見失わないように気をつけましょう。
もちろん必ず結果を出せるとは限りません。
でも、現状と理想のギャップをしっかり見つめ、それを一つ一つ埋めていく。
そうやって結果を出すために全力を尽くすことは忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は「あなたの提案を魅力的に見せるにはどうすればいいのか?」を紹介させていただきました。
皆さんが考えた提案の魅力を伝えるための手助けになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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