今回読んだ本は「エッセンシャル思考」です。
この本は、エッセンシャル思考とは何か?そしてその取り入れ方を教えてくれます。
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」という考え方です。
より多くのことをやり遂げるのではなく、
自分が「これだ」と決めた重要な仕事に時間とエネルギーを配分しましょうということです。
ただしこれは簡単なことではありません。
「より多くの仕事をこなした方がいいに決まっている」
という慣れ親しんだ考え方を変えるということは難しいことです。
なので今回は、エッセンシャル思考への一歩目として始めやすいことを3つ紹介します。
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「選ぶ」ことを選ぶ
向上心を持つと、つい仕事を受けすぎてしまいます。
そして、いつの間にか自分のキャパを超えた量の仕事を引き受けてしまい、
全て中途半端な結果になってしまいます。
これは仕事ができる人ほど陥りやすい罠です。
「できる」せいで「やらなくては」が増えてしまうからです。
そんなときに気がついてほしいのが、
「言われたこと」は「やるしかない」わけではないということです。
全てを引き受けなくて良いんです。
あなたは選んでいいんです。
あなたには選ぶ権利があります。
忙しさに追われていると、そのことを忘れてしまいます。
なのでまずは、自分には選ぶ権利があることを思い出し、「選ぶ」ことを選ぶところから始めましょう。
自分にしかできない仕事を選ぶ
仕事を選んでいいということに気がつけても、
いきなりエッセンシャル思考を完璧に実践することは難しいです。
というか多分無理です。
なのでまずは、選ぶという感覚を身につけるところから始めましょう。
そのために大切なのが、自分にしかできない仕事を選ぶことです。
誰にでもできるような、データの入力作業や照合作業など。
こういった作業は、入力専門のオペレーターに頼んだり、
マクロやRPAなどのシステムを活用しましょう。
リーダーであれば、部下の仕事には手を出さず、リーダーとしての仕事に集中しましょう。
そうすることで、より自分の役割を全うすることができます。
仕事に取り掛かる前に一旦立ち止まって、
この仕事は自分にしかできない仕事かな?を考え、
そのまま他の人にお願いできる仕事や少しの工夫で頼める仕事は、迷わずお願いしてください。
そしてあなたは、あなたにしかできないもっとクリエイティブな仕事に集中しましょう。
トレードオフを意識する
自分にしかできない仕事だけを選んでも、きっとやることは溢れていると思います。
そこで必要なのがトレードオフです。
トレードオフとは、何かを選んで、何かを捨てるという考え方です。
すべてのこと同時に行うことは不可能です。
何かをやろうとすれば必ず何かができなくなります。
このトレードオフを意識していないと、
同じ締切日に同じくらいのボリュームの仕事を両方引き受けてしまうなんてことに繋がります。
大きな締切が重なれば、少なくとも一方が遅れます。
無理矢理両方やろうとすれば、それぞれの品質が下がります。
これは必然です。
この現実を受け入れることが大切です。
なので、もし新たな仕事を依頼されたときは、必ず他の仕事と重なっていないかを確認しましょう。
もし分からない場合は、上司や先輩に相談して一緒に確認してもらいましょう。
その上で仕事が重なっていた場合は、「それをやるとこれができなくなる」と伝えてください。
そうして断ったり、違う仕事と入れ替えたり、代替案を提示するようにしましょう。
これは一見無責任なように感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろできない仕事を引き受けてしまう方がよっぽど無責任です。
プロとして自分の仕事に責任を持つ上で、トレードオフの考え方はとても大切です。
まとめ
今回は『サラリーマン流、エッセンシャル思考の始め方』を紹介させていただきました。
あなたの貴重な労力を重要なことへ投下するための一助になれば嬉しいです。
- こんなときはどうするの?
- こういう考え方もあるよね?
こういったコメント大歓迎です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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